2008年9月17日水曜日

甲府幕岩

今回のメンバーは、夏合宿パーティーと同じ。

Nリーダー、M女史、私。

お盆の剱岳チンネ左稜線リベンジの予定でした。
剱岳の岩場となるとアプローチに1日、下山に1日が必要。
3連休で出かけても1日しか登れない。
つまりチンネに賭けた山行というわけだ。

それだけに天気予報がちょっとでも悪かったら中止ということで。



、、、そしてあいにくの天気予報。


転進先は甲府幕岩でフリークライミングということになりました。
期間短縮、日曜と月曜の2日間で。



この3人とボロテントの組み合わせといえば。。。
やっぱり来ました。夜中に雷雨。
どこまでも縁のある雷雨。剱のタタリか?

でも雨足は剱の雷雨に比べたら屁のツッパリにもなりません。


さて、肝心の登攀内容ですが。

私、フリークライミングはからっきしです。
T-wallの5.9落とせてませんから。
そもそもフリークライミングのゲレンデでしっかり登るのは2回目かな。

■成果
まずはウォーミングアップでナベちゃん。
クラックでもフェースでもいろんな登り方が可能。

イエローマウンテンは、甲府幕岩でも代表的なルート。

HIVEのフラッシュは快心の出来!

ペンタゴンはオンサイトを狙うも、途中で立ち往生。
パンプして終了。一便目でムーブをさぐったおかげで、二便目でレッドポイント。
やっぱりオンサイトって難しいな~
それだけにあこがれる。

振り返ってみると、登ったのは傾斜の緩いのばかりだ。
傾斜がきついのが登れないのは効果的なムーブが出来ていないからかな。
インドアの人口壁より、外岩のほうが登れているのも傾斜の問題だな。
概して人口壁では外岩より傾斜がきついから。



■用語の説明

5で始まる数字はフリークライミングのルートの難易度を示す。
5.8, 5.9, 5.10, 5.11...と数字が増えるごとに難しくなっていく。
ちなみに、5.10からは各グレードa,b,c,dとさらに細かく4段階に難易度が分かれている。
グレードに勝手に目安をつけてみるとこんなかんじ。
  • 5.8: 初心者が始めてクライミングをやって、打ちのめされるグレード
  • 5.10: クライミングが楽しくなって熱心に練習するようになった頃に登れるグレード
  • 5.12: 憧れのグレード
  • 5.14: これが登れたら世界でも一流のクライマー
フリークライミングでは難易度のほかに、あるルートに対して最初のトライで登ったかどうかということも重要な指標になる。登ったというのは、リードクライミングにおいて墜落・テンション無しに登りきるという意味。
こういったスタイルをあらわす言葉は、
  • オンサイト: 事前情報が無い状態、つまり初見で登りきること。他の人の登るのを見て参考にするのはオンサイトではない。
  • フラッシュ: 事前情報がある状態で、一回目のトライで登りきること。
  • レッドポイント: 2回以上のトライで登りきること。時には数十回、数百回のトライも。




2008年9月7日日曜日

冬支度

スキーをチューンナップに出しました。
この際ということで、ビンディング打ち替えます。

ディアミールフリーライドプラス。
ワイドブレーキに付け替えてもらって。

デュークも候補に考えたのですが、登攀性と軽さでディアミールに軍配。
なにより、クトーが付くか付かないかが大きな差。



今年は、このVector Glide Shiftに加え、もう一機用意するつもり。
Ogasaka FC 175cm。
もう使わないということで兄からのお下がり。
ビンディングは、古いディアミールを格安で譲ってもらって取り付ける予定。

シーズン序盤と終盤はFCで攻めます。
キズが付いても悔しくないので。
その他、登攀系の山スキーの時にもこちらを使う予定。
でもOgasakaの板重い。


さて、

日本気象協会が素敵なサービスを開始していますね。
こんなふうにブログに天気図乗せたかったんです。
どこのサービスも直リンク禁止ばかりだったので、ようやく実現です。



上空には寒気が入り込んでいます。(この図ではわかりませんが。。。)
ちょうどさきほど我が家付近でも雨が降り出しました。




2008年9月1日月曜日

マスキ嵐沢

西丹沢のマスキ嵐沢。
Real Discoveryのメンバーといってきました。

Real Discoveryは、アドベンチャーレース、MTB、トレイルランニング、マラソンなどアウトドアで活躍するチーム。


いつも活動に参加していないので、『ここいらで!』ってことで沢企画を奮起しました。


メンバーは、ポン、じろー、Dai、イサオ。

皆、沢登りは初めてであるけれどアドベンチャーレースで川原歩き、ヤブコギ、懸垂下降は経験済み。体力も十分。

あとは天気か。。。
予報ではよくないみたい。

現地についてみるといい感じで晴れている。
もともと午前中いっぱいは天気持ちそうな予報だったので決行!
はやる気持ちを抑えて、大滝キャンプ場付近でクライミングのシステムを練習。

そして入渓!

このマスキ嵐沢、私自身初めてですが、入門の沢と聞いております。
そのつもりでしたが、以外に傾斜の強い滝がありますね。
しかもこの日なかなかの水量でした。




F2。こうやってみるとなかなかかっこいい。


F3。流量が多くてけっこう楽しめた。
ロープを出すも、いい支点がなくて、肩がらみでビレー。


F4。右のラインは明らかにガバなので。
ちょっと傾斜の強いラインを登ってみる。
ここで懸垂下降とかして遊ぶ。


F6手前で左から枝沢。
枝沢?
なんかこっちのほうが流量多い。

F6を登って、F7偵察。
どこを登るかよくわからない。

ということでF6をクライムダウンして枝沢(というかどう見ても本流)のほうを詰める。


そのまま滝も無く、ちょっと登りづらいガレ場を経て尾根へ。

普通に下山のはずが。。。
なぜか修行の場に。

と、ここでReal Discovery滝部発足。
滝に打たれるための沢登りが主な活動。


下山して、西丹沢自然公園の係員に聞いたところ、
どうやら前日夕方に結構な雨が降ったらしい。
流量が多いのはそのせいか。

アメダスで確認したときは、丹沢湖で前日朝からほとんど降ってなかったんだけど。
丹沢湖と西丹沢自然公園のほんのちょっとの位置の違いで、山の天気はこうも違うのだね。


■ひとこと
Real Discoveryメンバーと初めて行った登山(※ハイキング除く)ということで、新鮮でした。
そのためか、ちょっとはしゃぎすぎた部分もありましたかね。
要所要所でロープを出したし、危険が予想される箇所についてはその場で指摘できて、大まかには安全に行動できたと思う。
欲をいうと、危険予測とか危険を回避する行動パターンとかもっとレクチャーできたらよかったな。



※Xacti故障のため、今回の写真はいさお撮影のものをリンクしました。