2009年7月28日火曜日

大雲取谷

またしても天気に翻弄された週末。気象予報士として無力さを感じる今年の梅雨。どのエリアも自信をもって晴れとは言えない。結局選択したのは2週連続となる奥多摩の沢。大雲取谷。土曜夜発で日帰りで行ってきました。

メンバーは、リーダー私、N村さん、M原さん、I井さん、K池さん。

土曜夜に出発して奥多摩に移動。なんと古里のセブンイレブンでM中さんに遭遇。日曜に越沢バットレスに行くのに鳩ノ巣で前泊との事。一緒に泊まって宴会。ついつい盛り上がって夜更かし。

5時起床、日原林道をひた走り、終点に駐車。長沢谷下降点7時半入渓。日原川を40分くらい下降して大雲取谷に入る。

少し進むと、気づいてびっくり、すぐ隣で鹿が睨みを利かしている。しかしうずくまって動こうとしない。足を怪我しているらしい。崖から転落したのだろう。じっと我々を見つめる鹿。数日もすればこのまま息絶えるのだろう。我々にはどうすることもできない。

崩れた岩が谷を埋めるガレ場を越える。
水量は少ないのだろうか。一見悪そうなヘツリで残置ロープが残っているような釜でも、腰までつかるだけで突破できる。



最後の8m滝、この沢最大の滝は、K池さんにリードをしてもらう。登り自体は簡単。




その後少し歩いた二股で遡行終了。
あっさり終わったかんじ。
ふみ後をたどって大ダワ林道に抜ける。

1時間くらいで下山。

帰り支度中に、なぜかT中さんが現れる。
釣りにきていたらしいが、タイミング良すぎ。



2009年7月21日火曜日

巳ノ戸谷

意気込んでた3連休の沢が、「転進」→「敗退」とあっけなく終わってしまい、海の日が空いてしまった。

そこですかさず沢の計画を。
メンバーはN籐さんリーダーで、S見さん、T中さん、私。
奥多摩の巳ノ戸谷に行ってきました。
実は奥多摩の沢は初めてです。

奥多摩駅7:20集合。T中さんの車で八丁橋に移動。
気温は意外と涼しい。すっきりとは晴れないようだ。
日原川から入渓。

T中さん、いきなり泳ぎに入る。

巳ノ戸谷に入って最初の滝は登れません。
右側を巻きます。


11クライマーのN籐さん。アクアステルス靴で大苦戦。奥多摩はフエルト靴でないとかなりしんどいです。
それでも「沢屋の意地」と言い張ってリードする。



巻くのは簡単なんですが、あえて直登すると、登り応えがある滝がいくつか出てきます。


あえてシャワークライム。


左の枝沢にこの滝が見えるとそろそろ終了です。

ずいぶんときれいに整備された仕事道を通って下山。

実は今回、マジゴケしました。流木から岩に乗り移る際に岩でスリップ。宙に浮きました。体を翻して流木に馬乗りになる形でなんとかしのぎましたが。ぜんぜん難しくない場所。沢では何が起こるかわからないので油断大敵なり。


帰りは日原街道大渋滞。車がすれ違えない区間が長く続く。登りも下りも両方から車が次々と入ってきて身動きできない状態が数百メートル。なので交通整理に。もちろん自分達の車に有利なように誘導する。交通整理に奮闘すること30分以上。ようやく抜け出せた。この道路は休日はいつもこんな感じなんでしょうね。


2009年7月20日月曜日

聖沢

メンバーは、リーダーS見さん、A久さん、T中さん、N籐さん、私。

海の日を絡めた3連休ででかい沢を狙ったが、雨。
転進を余儀なくする。

とりあえず当初の予定通り集合してから、近くのびっくりドンキーで相談。かろうじて南アルプスは天気が持つと判断して聖沢に転進。ここは登山道がすぐ近くに走っているので、いざとなったらエスケープが楽。

集合した場所が場所だけに大移動。畑薙ダムに到着したのが朝の5時すぎ。

東海フォレストのバスに乗るかどうか。何時に出るのか、どうやって乗るのか下調べしていないので良くわからず。

結局歩くことにする。

仮眠もせずに6時半に出発して歩くこと3時間。その間東海フォレストのバスに何台となく抜かされる。

聖沢橋から眺める聖沢。
ゴーゴーと荒れ狂う聖沢。

テンションがた落ちですが。
N籐さんはそそくさと橋の下におりて渡渉点を探し始める。
いろいろ迷ったあげく入渓10:00。

まずは右岸を巻く。
ボロボロの岩で落石注意。
降りても川を歩けないのでまた巻く。
流れが弱そうな場所を見つけて渡渉。
スクラム組むほどではないが、一人だとしんどい。
ゴルジュを巻き上がってる途中で、これ以上の遡行は無理と判断。
そのまま登山道まで登る。(12:00)
登山道と聖沢が交差する吊橋まで偵察するも、流れが強すぎる。

本日の遡行終了。
その日は付近でのんびり宴会して1泊。

翌日はまた林道を歩いて帰る。

それにしても穏やかな聖沢。一晩たつと、こうも違う。

ちなみに東海フォレストのバスは椹島宿泊が前提。往路のバスで3,000円を支払い、宿で残りの宿泊費を支払う。そうすると復路も乗車できる。3,000円で往路のみの乗車は可能だが、宿泊しない場合は復路は決して乗せてくれない。

恋ノ岐川

恋ノ岐川という素敵な名前の沢に、男3人で行ってきました。メンバーはハニワくんとタケと私。タケが2人でややこしいです。

奥只見から平ヶ岳付近に突き上げるこの沢。難しい滝や泳ぎもなく、詰めの藪もほとんどない。綺麗な沢で岩魚がうじゃうじゃ。人気の沢なんですが2泊3日で紹介されている沢なので土日だけで入るパーティーは少ないようで、上流部は貸し切りでした。1泊2日で釣りも楽しめたのは足並みが揃ったメンバーならではですね。

3連休で入るパーティーが多いのでしょうけど、おいしいところ先取りしてしまいました。


■7月10日(金)
夜9時に都内発。
入渓点と下山口が10km以上離れているので、夜のうちに下山口に自転車デポ。

■7月11日(土)曇りのち晴れ 7:00入渓~16:00オホコ沢出合(泊)
3時間くらい睡眠をとって支度して出発。周囲には数台の車があるが人影はすでにない。この日はオホコ沢出合までなので、釣りをしながらのんびり遡行する。どこに糸を垂らしても釣れる。上流に行けばいくほど岩魚のサイズは大きくなる。

難しい滝はそんなにないので積極的に水線通しでいく。





ハニワくんテンカラで大物GET。

オホコ沢出合でテント。
ぬれた焚き木で着火に手間取るも、焚き火。
岩魚をいっぱい食べる。



■7月12日(日)曇り 7:00オホコ沢出合(泊)~13:30池の岳~13:45平ヶ岳~17:20鷹巣口
この日の行程は長め。釣りはほどほどに。前日と違い、魚影が濃い部分と薄い部分がはっきりしていた。魚止めを越えても、だいぶ上流まで魚影はあった。最後に見た巨大岩魚はブドウ虫に見向きもしない。

上部には雪渓も残る。上を歩いたりくぐったり。


藪というほどのヤブもなく池の岳に詰めあがる。
軽身で走って平ヶ岳往復30分。

長い長い下山路。
超人的なスピードで駆け下りたハニワくんは自転車で車のピックアップを済ませ、タケと私が下山したときにはすでに下山口でくつろいでいた。下山で1時間半くらいの差がついた計算になる。おそるべきスピード。