2010年8月5日木曜日

湯檜曽川本谷~ナルミズ沢下降

ザ・グラビアルートともいえる湯檜曽川本谷とナルミズ沢を一度に楽しもうという贅沢企画。実は沢を始めた3年前の夏、湯檜曽本谷で足くじき敗退をしている。ある意味リベンジ。

■メンバー:S津さん、M中さん、S田さん、私
■7/24(土)晴れ・夜に雨 5:50白毛門登山口~7:10武能沢出合 ~13:30大滝~15:00二股(泊)

予報によると両日とも雷雨の心配あり。行動中の雷雨は避けたいということで早めの行動を心がける。6時前に出発、湯檜曽川沿いの登山道を歩くこと1時間少々、武能沢手前のガレ場から入渓して武能沢でガチャ装着。

最初の滝、魚止め滝は残地を使って左を巻く。
(M中さん撮影)

沢は明るく、河原、ゴルジュ、釜、滝、雪渓の色が映える。次から次へと見どころが現れる。赤淵は泳ぎと泳ぎへつり。雪渓は思いのほか多く、長い雪渓くぐりの箇所があった。
(M中さん撮影)

(M中さん撮影)

(S津さん撮影)


沢特訓を充分に重ねたS田さんは今回は楽しむ余裕たっぷり。皆、泳いだりへつったりころんだり。思い思いに楽しみながら遡行。しかし今回は全員アクアステルス。ここの岩はヌメって歩きづらい。

七つ小屋沢手前の10m滝でをS田さんリード。
(M中さん撮影)


大滝手前の2段滝、2段目が難しそう。いましがた登ってきた1段目を降りて巻こうとしたが、S津さんが草つき側壁を登れるということで、空身でリード。お見事!
(M中さん撮影)


大滝は1段目をフリーで登って2段目をM中さんリード。
(S津さん撮影)

少々遊びが過ぎたか、時間が押している。天気もあやしくなってきた。スタコラサッサと小滝を直登したり巻いたりして徐々に視界が悪くなる中、15:00二股到着。だれもいない。幕場は二股手前左側に決定。この周辺は少々整地すれば泊まる場所はそれなりにありそうだ。

焚き火の最中に単独の登山者がやってきて周辺に泊る。なんとこの登山者とは翌日にも会うことになる。

焚き火が勢い付いたころに雨。夕食はタープ下。その後雨が上がったので焚き火宴会。深夜は土砂降り。


■7/25(日)晴れ 6:10二股~8:20朝日岳~9:40ナルミズ沢源頭~12:30ウツボギ沢出合~13:20東黒沢乗越~16:50白毛門登山口

土砂降りで焚き火はすっかり消えていた。がんばって熾そうとしたけど無駄に時間を費やしただけ。焚き火のない寒い朝を過ごす。

ここからはどんどん標高を上げる。薄い藪ながらもイラクサ?の棘が刺激的な詰めを抜けて朝日岳山頂直下のお花畑に抜ける。一瞬たりとも飽きさせない、これぞグラビアルート!
(M中さん撮影)

朝日岳山頂で大休止をとって、ナルミズ源頭に向かう。踏み跡は不明瞭で時折外れるが笹藪は低く、歩きにくくはない。1時間でナルミズ沢源頭。広がる草原がすがすがしい。S田さんはここに家を建てるそうな。
(M中さん撮影)

ちょっと下降すると、単独の登山者とすれちがう。なんと前日に二股に泊ってた登山者。朝日岳に詰めた後、登山道でナルミズ沢に下りて遡行してきたとのこと。早い!

濡れたくないS津さんをそそのかし、飛び込んで泳いでウォータースライダーしてどんどん下降する。湯檜曽本谷と違ってアクアステルスがばっちり効く。あっという間にウツボギ沢出合へ。
(M中さん撮影)

ウツボギ沢を登り、すぐに左の支流へ。東黒沢の乗越までは赤テープがあった。

これまでの明るい沢から一転。東黒沢は暗くてジメジメしてヌメる。アクアステルスが効かない。しかも倒木が多くなかなか前進しない。いいかげん飽きて疲れたころにようやくナメが広がる。やっぱりヌメるので油断してぺたぺた歩いていると尻もち。

ほとんどの滝にはすぐ隣に巻き道がある。懸垂下降は1回。ようやく服が乾いてきたころでまた泳ぐ。快適なウォータースライダー発見!釜にドボン系のスライダーではなく、浅瀬をそのまま滑る形のスライダー。濡れたくないと言っていたS津さんも、ここはウォータースライダーで遊ぶ。

ハナゲの滝はペツルの支点で懸垂下降をしながら水流を横切り、あとは乾いた岩を歩いて降りる。河原歩きと登山道を少し歩いて白毛門の登山口にもどる。
4人でハイタッチ。


2010年8月4日水曜日

笠堀川光来出沢

広く梅雨明けした7月の3連休。
下田川内エリアの光来出沢に行ってきました。

■メンバー:A久さん、S田さん、K池さん、私
■7月16日(土)晴れのち雷雨
6:30笠掘ダム~8:00バックウォーターから入渓~10:00大川出合~15:00 252m支流出合(泊)

このエリアといえば、アブ、ブヨ、ヒル、マムシ。梅雨明け直後なのでアブはいないだろうことを祈って。(防虫ネットは車に残置してしまった)

笠堀ダムに着いてみれば、かなりの人数が沢支度に釣り支度。聞けばもうすでに何パーティーもが入渓しているそうな。エアリアマップにも載らない記録も少ないこのエリアにこれだけの人数が押し寄せているのには驚いた。もっとも、この時期を逃せば盛夏にはアブの大群に襲われることになる。

踏み跡ばっちりのダム湖岸道を歩いて1時間半。湖岸道途中、ダムのバックウォーターの砥沢川を分けたあたりから少しすすんだところで入渓。いきなり泳ぎ開始。A久さんと私で交互にロープを引いて泳ぎリード。大川出合までひたすら泳ぐ。

ロープに引っ張られるK池さん(A久さん撮影)

飛び込み&泳ぎで大川出合到着。

ここで先行パーティーに遭遇。大川に釣りに入るらしい。なんとこのパーティーは湖岸道ヒルに相当やられたらしい。我々はヒルの姿も見なければ、被害もなし。

ここからも飛び込み、泳ぎ、へつりの連続。
ちょっと悪いへつりは、A久さんがロープでリード。カム+スリングアブミで乗り越える。
(K池さん撮影)

狭いゴルジュ。私がロープをひいて泳いで突破。
(S田さん撮影)

途中で新潟大探検部の現役+OBのパーティーと遭遇。ほぼ同じペースで進む。

252mの出合を過ぎたあたり、ここから先、ゴルジュが深くなる。雷鳴が響き渡る中、新潟大探検部のパーティーはゴルジュに突っ込む。我々はここで泊まることにする。

いったん河原を整地してタープを春と、とたんに豪雨。なかなか止まず、水位が上がる中、安全地帯にお引越し(2回)。なんと支流に安全で立派な幕場があるではないか。
最初の幕場はすっかり濁流に飲み込まれている。

引越しが済んだ頃には雨もだいぶ弱くなり、水も引き始めた。A久さんは本流へ、私は支流へ食料調達に出かける。A久さんは本流で釣れず、私が支流で2匹釣ったのを見て、支流に入り、3匹釣り上げる。とりあえず人数分は確保。


■7月17日(日)晴れ 6:30出発~9:30東又沢~16:00 600m付近(泊)

支流から右岸ゴルジュの上に登って遡る。流量は前日の雨のせいで大そうだ。踏み跡はバッチリ。この踏み跡で簡単にゴルジュ地帯は突破できてしまうのだろう。だが我々は懸垂下降で川に降りる。

やっぱり流れが強い。泳ごうとしても戻される。今度は左岸を巻く。左岸には簡単に登れる。しかし巻きは悪い草付きなのでロープを出して1ピッチ。懸垂下降で川に戻る。

へつりや、簡単な巻きで東又沢出合に到着。目標よりタイムより早いのでここでA久さん竿を一振りして岩魚GET!その場で刺身でいただく。遡ると徐々に魚影が濃くなる。竿をふる。私が1匹、そしてS田さん借り物の竿だけど、なんと初の岩魚GET!

トイ状の滝を突っ張って登ったりして、本日のメインの滝。

(A久さん撮影)

3段のゴルジュ。幅は2m程度。A久さんロープを引いて突っ込んだが最後の一手が悪い。全員突破は無理と判断してドロドロの左岸を巻く。1ピッチをロープを出して。懸垂下降無しで沢に降りることができた。

あとは幕場を探しながらの移動。なかなか良い場所が見つからず、木を覆うようにタープを張る。
(K池さん撮影)

ほんとにタープはいろんな形に張れて便利。
今回は足がタープからはみ出てちょっと寒かった。


■7月18日(月)6:10出発~9:15ロボット雨量計~10:00粟ヶ岳~12:30南五百川

どんどん標高を上げる。750mの二股。どちらが本流ともいえない。左に進んだ記録は見る。なのであえて右へ。またすぐに出てきた二股。地図では右が本流なんだが、左のほうが水量が多い。とりあえず登ってみてから判断ということで右の滝に取り付く
(A久さん撮影)

が、登れず右から巻く。滝上に出て偵察するとやはり左のほうが沢床が低い。疑問に思いながらも左に進む。するとすぐに湧き水が。水量が多い原因は湧き水だったか。すぐに支尾根に詰め上げる。ここから延々と藪漕ぎかぁ。と思うと滅入るので、すぐ右に流れている本流に降りることにする。30mくらいで本流に降り立ち、詰め上げる。30分くらいの藪こぎで雨量計小屋へ。

灼熱の中、登山道を下山。タクシーを呼んで笠堀ダムの車に戻る。




2010年7月15日木曜日

飯豊胎内川楢ノ木沢鴨沢

夏合宿のメンバーであるS田さんと一緒に訓練山行。
それにしても梅雨が開ける前の微妙な時期。しかも今年の残雪は多い。 車をもたない2人にとってはエリア選択が悩ましい。そんなところにハニワくんという力強い助っ人参上。彼のキャラバンなら車中泊が余裕だ。

場所はいろいろ悩んだあげく飯豊胎内川の支流を選択。各地の豪雨のニュースが飛び交う中このエリア、ここ数日間雨が降っていないというのが決め手。

それほど早くない時間に都内発。長い高速道移動を終え、コンビニ近くで車中泊。こちらは夜のうちにいくぶん雨が降ったようだ。

■メンバー
ハニワくん、S田さん、私。

■7月10日 くもり時々雨
8:40奥胎内ヒュッテ→9:15アゲマイノカツチ→10:00楢ノ木沢入渓→12:20二俣→17:00沢中泊

奥胎内ヒュッテに駐車。駐車場前の広場から石段を河原に降りて、まずは渡渉点をさぐる。胎内第一ダムのバックウォータのあたり。前夜の雨で水は濁っていて水深がわからない。一通りみても、どこから渡るかよくわからない。とりあえず車にもどって準備開始。

再び河原に降り立つ。水深はわからないが流れは弱いので対岸の取付きの尾根の最短距離で渡渉開始。腰から胸の深さ。思ったほど深くはないが、渡り切る5m手前で急に深くなり足が取られる。ここは流され泳ぎながら渡る。黒石沢を分ける尾根から取り付くと、明瞭な踏み跡がある。アゲマイノカツチで一休み。いざ下降へ。急に踏み跡がわからなくなり、はじめ尾根を下っていたが最終的には歩きやすい沢に入り楢ノ木沢入渓。

すぐにでかい雪渓。
(S田さん撮影)

右から雪渓に乗りあげて上を歩く。
ゴルジュと雪渓の繰り返し。ずいぶんと雪渓が残っている。


(S田さん撮影)

魚影は濃い。めぼしい釜で竿を振りながら難しい滝もそれほど無く、堂沢との二股。右の鴨沢へ。

鴨沢に入ってもゴルジュは続く。ハニワくん、尺オーバーの岩魚GET!
釣りのセンスは全く無い私だが、小ぶりなのと1匹GET!

広い河原を過ぎるとまたゴルジュ。

そしてハニワくん、テンカラで1分以上の格闘のすえ、43cmの大物を釣り上げる。お見事!

そろそろ幕場をと。しかしここはゴルジュ帯。抜けねばならぬ。
またまたでてきた大雪渓。
(S田さん撮影)

この滝はショルダーで越える。
(S田さん撮影)

これを抜ければよい幕場があるはずと登りつづけ、ゴルジュを抜け、17時前にようやく幕場発見。釣りに時間を費やしすぎか。釣果は上々5匹。
宴会は11時まで続いた。



■7月11日 くもり時々雨
6:30出発→9:35水源→10:00稜線→黒石山→ナリバ峰→14:30胎内第一ダム

天気はこのあと崩れる予報だ。5時起き6時半発。最初の二股を左に。標高800mの二股には雪渓がぎっしり。右俣へ進むとすぐに13mの滝。

(S田さん撮影)

右から巻く。草付きはロープを出してハニワくんがリード。そこから懸垂15mで沢に戻る。今回の山行でロープの登場はここだけ。

あとは小滝を詰めながらぐんぐん標高を上げる。

10時前、稜線手前にぽっかり空いた広場。雪が残る。

(S田さん撮影)

あとは30mの藪漕ぎで稜線だ!登山道だ!
、、、のはずだったんだけど。藪をかき分けながら稜線。
超えて向こう側に降りても登山道がない。
おかしい。戻ってみても登山道がない??

呆然と見渡すと、ほんのちょっと藪が低くなっている。
それが登山道だ。。。
藪で覆われている。

もしや今シーズン誰も入っていないのでは?

二王子岳をピストンしようと意気揚々だったのに、この登山道の有様をみて萎えた。

延々と藪をこぎながら登山道を見失わないように降りる。
要所要所にはロープが出てくるので、かつて登山道であったことには間違いない。

いつの間にか沢状になっている。
あれ?下降すべき稜線は左にあるではないか。。。
痛恨のルートミス。150mの登り返し。

標高差1000mの下山に4時間半をかけようやく胎内第一ダムにおりたつ。消耗した。沢を詰めあげたときには、どこのうまい飯屋に入ろうか考えていたのに。そんな時間はもはや無い。奥胎内ヒュッテの大浴場(600円)で2日分の汚れを落として帰路につく。

2010年7月5日月曜日

湯ノ小屋沢川木ノ根沢大沢

雪渓が残り、水も冷たく、雨というコンディションでしたが、予定通り行動できました。ゴルジュ帯は全体的に岩を含んだ泥壁で、岩がボロっと外れる所もあるので要注意。下山は、車のピックアップを考えて、手小屋沢下降→林道を降りましたが、この林道はもはや廃道で、道なき林道でした。ルートファインディングの力が試されます。ぜひトライしてください。

■メンバー
S藤Iさん、N中さん、私

■6月26日 くもりのち雨 7:45 木の根橋発~8:15 林道二俣入渓~9:50-10:20 15m大滝下~10:20-12:15 高巻き~13:15 1470m幕場着

道の駅で前泊、コンビニで朝食をとって出発。湯ノ小屋を過ぎ、湯けむり街道を進み、木の根橋手前の駐車スペースに停車。25分の林道歩きで、竹ヶ沢林道分岐付近から入渓。すぐにゴルジュ帯へ。

地形図には、ゴルジュ入口近くに滝マークがあるが、それに相当する滝がない。
胸まで浸かってのへつり、シャワークライム、雪渓くぐりなどを交える。

(M中さん撮影)


12m滝はとても直登できそうにない。巻きあがりも悪そう。左岸からあがることにする。

(M中さん撮影)

悪い泥壁を私が空身でリード。勇さんが2番手で私の荷物も背負って登る。地図を見る限りではそのまま林道に出るかと思ったが林道は無く、残りのゴルジュ帯をほとんど高巻く。約2時間の高巻きの後、懸垂下降で沢に下りる。釜と滝を越えてゴルジュ帯終了。

(M中さん撮影)

セビオス沢出合いを少し登ったところでタープを張る。S藤さんが岩魚1匹ゲット。雨足が強くなって、焚き火ができるか懸念したが、苦闘の末、豪快に燃え上がった。



■6月27日 くもりのち雨
7:30 幕場発~10:40 武尊山-中ノ岳鞍部登山道~11:15-11:30 武尊山~12:15-12:35 手小屋沢避難小屋~15:50 手小屋沢橋

赤いナメ、小滝など適度に超えると、雪渓が出てくる。慎重に雪渓上を通過。
(M中さん撮影)

30m3段滝は村中さんがリード。最初の1段が逆層でぬめっていていやらしい。カムを要所で使ってクリア。

(M中さん撮影)

長くて急な雪渓を越え、1時間弱の藪こぎで稜線に到達。武尊山の頂上付近では何人かの登山者とすれ違う。雨天でも人が多いのは、この日が山開きの日だからだそうだ。

途中すれ違った地元の方に、手小屋沢の林道下山について聞くと、簡単に降りられそうだ。下山ルートは予定通り手小屋沢の林道を使うことにする。

手小屋沢避難小屋から手小屋沢に入渓して下降。標高150mくらい降りると右岸に林道があるはず。しかしなかなか見つからない。ここぞというところで右岸を20mくらい登ると、なにやら広めの踏み跡らしき筋。廃道の林道である。藪や木が生い茂り、踏み跡は人間のものか獣のものかも判別がつかない。ときおり笹薮にまかれて道を見失う。
一筋縄ではいかない下降路。林道の3分の2くらい進んで、ようやく人間臭さが出てきた。

私が先に道路まで下山し、2km上流に駐車した車を回収。


2010年7月2日金曜日

泙川三重泉沢

シーズン初の泊まりの沢。

『泙川』は『たにかわ』と発音するらしい。
メンバー募集したら9人という大所帯に。
行動を2パーティーに分ける。

■メンバー
A:M野さん、S津さん、H光くん、A井くん、私
B:M中さん、T中さん、S見さん、I嵐さん

■6月12日晴れ
8:20林道ゲート~9:30三重泉橋~17:00滝の沢出合(泊)

車3台で金曜夜に都内を出発。途中、道の駅で前泊し、コンビニで朝食をとって出発。
奈良を越えて林道に入りしばらく車で進むとゲートがある。ゲートは開いている。いつ閉まるともわからないゲートに、さすがに突入はできないということで、ちょっとしたスペースに車を停める。準備が早くおわったBパーティーが先に歩き出す。

入渓点の三重泉橋までは歩いて1時間程度。途中マムシに遭遇。

堰堤を越えて入渓。平凡な河原を歩いてゴルジュ帯に入る。
2段4mの滝。

(S津さん撮影)

1段目。釜から這い上がるのが、岩がツルツルで難しい。

(H光さん撮影)

2段目は登れず、左から巻く。ガレガレで慎重にいかないとあぶない。
沢に戻ると左岸からパラパラと落石が。Bパーティーが高巻いて、ちょうどおりてくるところだった。

結局ここからは2パーティー一緒に行動。

(M中さん撮影)

なかなか快適に登れる滝はない。水量も多いのだろう。ここは左岸から巻く。ボロボロの斜面で悪い。高く巻き上がり、2本のロープで懸垂下降で降りる。1パーティーでロープ1本だったらここでの懸垂下降は無理だった。右岸を巻くという選択肢もあったが。

さて、懸垂下降で降りたのは良いが、また登れない滝。
右岸のチムニーを登る私。

(H光さん撮影)

なかなか悪く、T中さんのショルダーを借りてなんとか登り切る。
しかしその間、M野さんは別のルートからさっさか登り切っていた。

またしても登れない滝は、左岸を小さく巻いて懸垂下降。

大変だったのはその次の滝。T中さんがカムを駆使してショルダーでなんとか登る。胸まで水に浸かってる状態から、カムとスリングのアブミで乗り越す。
鋭角に張り出した岩に屈曲したロープはアッセンダーが通過しない。水に浸かりながら作業をしていた私はほとんど低体温状態。
いろいろ工夫して登ろうとしたものの、結局、S見さんのごぼう方式が一番だった。
最後のスリングアブミ回収はちょっと大変だったが。

変なトラバースを越えて滝を巻き、流れのある釜をA井がリードして超える。

快適に登れる滝がひとつもないままに時間切れで、滝の沢出合の付近でビバーク。

M野さん、T中さんが岩魚を釣り上げる。
焚き火を囲んでの宴会。


■6月13日晴れ
7:45滝の沢出合~8:30広河原~9:30ニグラ尾根コル~11:00林道~13:00林道ゲート

広河原までは、平凡な河原といくつかの小さな滝を越えて1時間足らずで到着。9人という大所帯ではさすがにスピードはだせず、遡行はここまでとする。

ニグラ尾根越えルートは、最初はしっかりした踏み跡があったが、すぐに分からなくなる。ガレ場のトラバースは至る所にトラバース跡が残っている。

コルからの下降も踏み跡がしっかりしているのかと思いきや、ほとんどわからず、結局沢を下降することにした。沢は悪い箇所はなく、すんなりと林道まで戻る。


2010年6月5日土曜日

本石転び沢

飯豊の本石転び沢滑降を目指し、O川さん、常吉さんと飯豊に行ってきました。

山スキーでこのエリアに来たのは2年前が初めて。滑降をおえて麓から眺めると、石転び沢と滝沢の間にあるひときわ目立つ急斜面がある。
当時、名前も知らないその沢を『滑りたい』とO川さんと話していました。記録をあさり、それが本石転び沢と知り今回の計画に至りました。


■5月29日(土)くもり・霧 9:00飯豊山荘~9:40温身平~11:00雪渓~11:50石転び沢出合
~12:30門内沢途中から滑降~15:00温身平

土曜は偵察のみと決め込み、金曜夜は深酒。
飯豊山荘から温身平まではテント食料を担いで15分の歩き。

(常吉さん撮影)

ほどよいところでテントを張り、アプローチシューズで出発。

すぐに、石転び沢雪渓まであと3.5kmの標識発見。
これは雪渓が小さくなるたびに移動するのだろう。

1時間少々の歩きで滝沢出合の手前で雪渓に乗る。ここを堺に上流は雪渓が切れ目なくびっしり。一方で下流には全く雪渓がない。


気温は低く、雪はそれほど緩んでいない。シールで歩き出す。
視界は悪いが、見える範囲では、雪はそれほど汚れていない。デブリも無い。
快適に歩いてすぐに石転び沢の出合に到着。
門内沢に少し入ったところでガスが濃くなり、本日の登りは終了。

登りながらO川さんが見つけておいた行者にんにくを収穫しながら滑降。滑降は15分程度。

板を雪渓の末端にデポし、山菜をとりながら登山道を戻る。
収穫した山菜は、行者にんにく、ウド、コシアブラ、コゴミ、タラノメ、ニリンソウなど。
おもいのほかたくさん収穫できた。


焚き火で宴会をしながら山菜をくらう。

スモーク合鴨を焚き火で炙ってジューシーに。
(常吉さん撮影)

(常吉さん撮影)


■5月30日(日)くもりときどき晴れ 6:20温身平~7:10雪渓~8:00石転び沢出合~10:30梅花皮小屋
~11:40梅花皮岳~12:20滑降~13:10石転び沢~14:00雪渓~15:00温身平

温身平を出発するとすぐに数人のパーティーと出会う。
我々はスキーをデポしている分早く歩けて、雪渓までは1時間をきる。

シールで歩き出すも、東北の山とは思えないほどの人数が入っている。


梅花皮小屋で大休止。

梅花皮岳に登る。稜線上・登山道には全く雪がついていない。

いざ本石転び沢のエントリーをみると、想像以上に傾斜がきつい。50度をゆうに超える斜面。
山頂からのエントリーは無理と判断し、すこし手前の斜面にターゲットを絞る。
それでも20m下のシュルントまで下降しないとエントリーは厳しい。

(常吉さん撮影)

ここで常吉さんは、石転び沢まで戻って滑ると判断。常吉さんにビレーしてもらいながらアイゼンで下降。
ロープを使う場面などないだろうと油断したというか、装備が貧弱で、スリングの簡易ハーネスや、
メインロープを直接体に巻いての下降となった。
(O川さん撮影)

シュルントまで降りると傾斜は45度くらいになる。ここから滑降開始。
ザラメの斜面。一つ一つのターンを確実に決めれば問題なく降りられる。
それでも、いつどんな斜面が現れるかもしれず、緊張はかくせない。
洗濯板状の斜面を小刻みにピッチを切って滑り降りる。

(O川さん撮影)

石転び沢まで雪はしっかりつながっている。

本石転び沢全景。

石転び沢を滑ってくる常吉さんを待ちながら、行者にんにくを採集。
板を担いで温身平へと戻る。

今シーズンのスキーこれにて終了。

沢はじめ:新茅ノ沢

会の沢はじめ。
丹沢、モミソ岩にて基本的な岩訓練を行い、パーティーに分かれてそれぞれの沢を登る。
あいにくの雨。ここに来るときはいつも雨だ。

CLの天久さんが風邪でおやすみ。S山さんは寝坊遅刻。
代わって私が、岩トレの指揮をとる。

時間はそれほど無いので、アッセンダーでの上り方と、懸垂下降のみ練習。


新茅ノ沢。メンバーは、
N藤さん、I瀬、K村さん、私。
K村さんは初めての沢のぼり。

リートは
恒例の会企画。
丹沢の水無川流域にて沢はじめ。
モミソ岩にて岩トレをした後、各パーティーがそれぞれ沢に入る。

CLの天久さんが風邪にておやすみ、S山さんは寝坊遅刻。
ということで岩トレは私が指揮をとる。
時間が無いので、アッセンダーによる登りと懸垂下降のみ。

新茅ノ沢メンバーは、N藤さん、I瀬さん、K村さん、私。
K村さんは、初めての沢登り。

ロープを出したのは3回。いづれも私がリードしましたが、最後の12m滝はけっこうきつかった。K村さんは、フォローでのぼったけどかなり大変そう。
最後の詰めは雨で土壌がゆるんでスリッピー。
下山してきづいたら、ヒル2箇所。