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2010年3月9日火曜日

三段山・富良野岳

2月27日(土)~3月1日(月)に北海道、三段山・富良野岳で滑ってきました。

メンバーは、O川さん、Y沢さん、D介君、私。
バーデンかみふらのに泊まって、まったりと山スキーしてきました。

最近は北海道でさえ年末年始はスキーが危ぶまれる状況でして。今シーズンこそはと。ハイシーズンに出かけたんですが。なんと直前に季節外れの雨。富良野の山々にして山頂まで雨が降ってしまった。




株式会社ウェザーマップで運営する『気象人』にて画像等の引用ガイドラインが変更されて引用がしやすくなったので早速天気図を掲載してみました。

2月25日(木)の天気図 引用元:株式会社ウェザーマップ『気象人

2月26日(金)の天気図 引用元:株式会社ウェザーマップ『気象人


25日は低気圧が北海道の北側を通過、つまり北海道は低気圧の暖域側にあって高気圧の吹き出しもあって、南よりの風でどんどん気温が上がります。上富良野周辺では、26日朝に前線が通過し、明け方~朝にかけて雨を降らせたわけです。アメダスデータをみると、その間気温は約10℃→約5℃。ほんとに気温高すぎです。いちおう一般的に気温が4℃以上なら完全に雨ですので。高い山でも雨が降った計算になりますね。

と、こんな解釈でよろしいでしょうかね?


■2月27日(土)晴れ 三段山

雨が降ったからといって北海道行きを中止するわけでもなく。27日は昼過ぎに旭川空港に到着。雪の少なさに唖然。ただしピーカン。宿のお迎えのお兄さんも、こんなに綺麗に山が見えるのはめったにないと。

宿に到着して滑る準備をして、凌雲閣?まで送ってもらう。

時間はないけどとりあえず三段山に取り付く。ラッセルはない。ツボ足で1時間くらいのハイクアップで山頂手前まで到達。でもガリガリすぎるのでそこまでで終了。滑りだすも、ガリガリ過ぎてあまり楽しめずに白銀荘にて終了。歩いて宿に戻る。


■2月28日(日)くもり 富良野岳

前日からの降雪は無い。この日も板を担いでツボ足。ジャイアント尾根に取り付くルートはベベルイの滝に出るルートを選んだが、こちらはトレースが無かった。北尾根のコルから行くのが一般的らしい。樹林帯を抜けると斜面は固い。今回はアイゼン・ピッケル無しなので兼用靴だけではキビシイ。先行しているパーティーも苦労している。ここは早々に諦めて滑降開始。ガリガリ。

樹林帯を下るにつれ、雪はほんのわずがだが緩んでくる。ベベルイの滝周辺で休憩しながら、ここは標高を落としてはどうかと考える。ということで北尾根を800mくらいまで滑り降りる。途中のひらけた南西斜面は固いなりに楽しめた。ラッセル無しで簡単に尾根を巻いて渡渉して道路に戻る。

もう一本どこか登る気力も無く、宿に戻る。宿までの歩きはけっこう長く感じた。2日目の山行終了。ここまでシール使わず。

夜になってようやく雪がちらつき始める。

晩ご飯は、O川さんに、ふらの牛のステーキをご馳走になった。うまい!

■3月1日(月)雪 三段山

待望の雪。宿の前で10cm少々。さすが富良野の雪は軽い。期待が膨らむ。三段山の一般ルートは白銀荘スタートだが、ちょっと遠いので、宿から少し歩いたところからシール登行開始。今回のツアー初のシール使用。新しい雪は20cm程度だが、その下の雪も外気にさらされていないだけ、いくぶん柔らかい。崖尾根方面を森林限界まで登り滑降開始。登りながら見つけたひらけた斜面はなかなか快適!

2本目はほぼ真東に、一般ルート方面に標高をあげながらトラバース気味に登る。一般ルート手前で森林限界に達した所から滑降開始。

3本目は1本面に快適に滑れたひらけた斜面をもう一度。

計3本滑って富良野ツアー終了。

2010年2月19日金曜日

唐松沢

たよりない高気圧がやってくる。天気はどうか?こういう日はたいがい風がつよい。これまでの降雨と高温がどう雪に影響しているか。




■2月14日(日)晴れ、強風
■メンバー:M浦さん、私
■タイム:7:30八方尾根スキー場ゴンドラ乗車~8:20八方池山荘~12:20唐松山荘~13:20唐松沢ドロップ~15:30二股


五竜の仮眠室で一夜をすごし、八方尾根スキー場へ移動。ゴンドラは7:30営業開始の模様。リフトを乗り継いで一番上のグラートクワッドは20分くらい待って乗車。先行はグラートクワッドの営業を待たずに登り始めた登山者が1名。

八方池山荘からはクトーを装着して登り始める。ラッセルは殆どない。ところどころ固い。時々吹きよせる風は強く立つのもやっと。



スキーは機動力が高いが、担ぎの状況下では非常に風に弱い。これがスキーの最大の弱点ではないだろうか。スノーシューのバックカントリースキー・スノーボードのパーティーもほぼ同時に登り始めたが、強風と担ぎのハンデでみるみる差が開いていった。ということで少しでも担がずに登れる距離を伸ばすためにもクトーは必須だ。現に、今回はほんの10mくらいではあるが、ガリガリに固い箇所がいくつか出てきてクトー無しでは相当シール登行に長けていない限り通過は不可能。いちいちアイゼンに履き替えていたのでは時間がかかりすぎる。



それでも唐松岳までシールで登ることは不可能で、今回はだいぶ手前の2150m付近で担ぎはじめた。

2361mのピークを巻いて、不帰の偵察。

不帰Ⅲ峰。

不帰Ⅱ峰。フェースには破断面(写真ではわからないみたい)。

不帰Ⅱ峰フェース下部。

沢に目をやると、不帰沢からの大量のデブリが見える。

強い風に一時停滞。つぼ足の登山者2名に抜かれる。やはり板を背負っているハンデは大きい。敗退も濃厚になっていたところだったが、ふと風が弱くなる。その間に前進。唐松山荘を下ったところのコル。唐松岳手前で本日の登りは終了とする。不帰まではたどり着かず。

氷板や木の枝につく雨氷の状態から判断するに、この北アルプスの2500m級の稜線でも雨が降ったらしい。

テラスを作ってピッケルでセルフをとってボディービレー。M浦さんがエントリーポイントから下降してピットチェック。氷板とその上に風で積もった雪は以外にもしっかり接合している。雪庇は踏むと大きく亀裂が入った。これが落ちたら大変。雪庇が形成されていない場所から、雪庇に刺激を与えないようにエントリー。

ウィンドローディングされた雪は快適とは言いがたい固めのパックパウダー。氷板への底付きは(ほとんど)ない。
Dルンゼと合流するとデブリがすごい。不帰全体から雪崩れたようだ。あらゆる斜面から雪崩があったのがわかる。

デブリの隙間のちょっとしたオープンバーンをほんのすこしだけ堪能。


不帰沢と合流するとデブリ地獄。
デブリクライミングが始まる。


大滝の巻き上がりではカラースポーツ御一行様と出会う。
大滝はなんと大量のデブリで埋まっていた。M浦さんでさえ大滝が埋まったのを過去に知らないという。それほどの雪崩が今年は発生している。

前週末のドカ雪と、週半ばの暖気と降雨。これは山の風景を過去に無いものに変えてしまったようだ。

二俣まで滑降。二俣は大混雑。人気のエリアなんだ。
タクシーで八方尾根ゴンドラの駐車場に戻る。1780円也。


2010年2月9日火曜日

十石山

1月4日に悪天候で敗退した十石山のリベンジ。
前回もラッセルだったが、今回もラッセル。

■2月7日(日)雪のち晴れ
■メンバー:M浦さん、私
■タイム:5:20平湯出発~8:30尾根取り付き~13:10十石山ピーク~13:50滑降開始~15:30平湯下山

まだ暗いうちに支度を始める。外は前日からの降雪だけで30cmほど積もっている。ヘッデンを付けて平湯の温泉街をスキーを履いて出発。安房峠へと向う道は温泉街を抜けるとゲートがあって冬季通行止めになる。そこからラッセルが始まる。脛~膝の深さ。軽くてサラサラなのがせめてもの救い。

長い林道歩きではあるが、前回来たときと違うのは風と地形が織り成す雪の地形が変化に富んでいることで飽きさせないこと。風でたたかれたり飛ばされた箇所はラッセルなしで歩ける。吹き溜まりを乗り越えるのもいちいち苦労するが、 そこは単調なラッセル歩きに加えたスパイスのようなもの。


なかのひと?


3時間少々の歩きでようやく尾根に取り付く。ここまでは前回と同じペース。ラッセルもだいぶあってM浦さんのメガワットでさえ膝まで沈む。つぼ足なら腰~胸の深さ。


晴れる予報ではある。ガスが晴れた一瞬、大崩山が姿を見せる。


ひとしきりシャッターを切った後は、また黙々と登り続ける。


ピーク目前の急斜面からは板を担ぐ。しかし風が強くて、とくにFatな板ではあおられて歩行困難。ピークからのエントリーは断念して空身で頂上アタック。


歩き始めてから7時間と50分。ようやくピークにたどり着く。風が強すぎるのですかさず撤退。

時間をとって休憩して滑降準備。
いざ滑降へ。


パウダーもさることながら、このロケーションがすごい。とても日本とは思えない岩と斜面。


二人のシュプールだけが残る。

8時間のラッセルに比べて滑り降りるのはあっという間だ。

2010年1月26日火曜日

戸隠パウダーキャンプ

会のM浦さんが主催している戸隠パウダーキャンプに、今年も参加してきました。今年で6回目を数えるパウダーキャンプ、私は去年に続いて2回目の参加。会からは主催のM浦さんをはじめ、T中さん、Sのさん、N村さん、N島さん、Y田さん、私の7人が参加。

各地から山スキー・テレマークをこよなく愛する面々が30人くらい集う。写真・映像を交えて1年間の報告。みんなスゴイ!熱い!


■1月23日 晴れ
■場所:佐渡山周辺
■メンバー:M浦さん、T中さん、Sのさん、N村さん、N島さん、Y田さん、私
 
雪の予報だったはず。明けてみれば晴天。急ぎ支度をして大橋に移動。歩き始めは9:00と遅いスタート。

佐渡山のコルまではトレースばっちり。佐渡山山頂には11:00着。

ピットチェック。40cmのスラフの下にザラメが再凍結した氷板。スラフは落ちるが面発生の雪崩はないということで地形の罠を避けたライン取り。

ちょい底づきのパウダー。左の尾根に向かったM浦さん、Y田さんは疎林帯を雄叫びをあげながら滑降。右の尾根の濃い藪に入ったほかの5人は早々に滑降をあきらめて登り返す。M浦さん、Y田さんを待って佐渡山山頂へ。まだ滑り足りないということで、ここから下山する皆を尻目にN島さんと私でもう一本。

ひさびさにShiftで山に出動したがVoodooの軽さに慣れてしまっていたので重たく感じ、そして疲れた。

温泉に入って山荘に戻り、昼寝をして夜に備えようとしたが、、、昼寝酒のつもりがつい。。。

去年もここで会った人、今年初めて会った人。みんな熱くスキーを語る。


■1月24日 晴れ
■場所:高妻山
■メンバー:M浦さん、N島さん、私

パーティーを2つに分けて3人で高妻山へ行くことに。M浦さんも高妻山は初めてだという。ジェットバッグが開かないとか無線の電池切れとかトラブルが重なり、結局大橋スタートが7:45と遅れをとってしまった。ちょっとペースを上げて、佐渡山のコルには8:45着。ほんの100mの標高差だがM浦さんと私はシールを外して滑降。意外と良い雪。N島さんはシールのまま滑降。

尾根の取付きでシールを貼る間にN島さんはラッセルを猛スピードで先行する。ようやく追いついたのは主稜線前の急斜面10:30。

主稜線途中ではガスにつつまれ視界がなくなる、狙う斜面は無理っぽいムードが漂いテンションガタ落ち。足取り重くピーク手前の急斜面をただただ登る。


それがなんと!急斜面を登り切ると同時にガスが晴れ、その向こうには北アルプスが一望。

ああ、写真にはこの景色は写しきれないんだなぁ。

高妻山のピークは目の前。

エントリーはあっちにしようかこっちにしようか。

急斜面に突っ込むN島さん。




M浦さん。


N島さん。


最高の斜面での最高のパウダーでは滞空時間が長い。
あっという間に滑り降りる。





2010年1月9日土曜日

正月スキー:後編@平湯エリア

正月スキーの前半@上州武尊を終えて大移動。途中で野宿して平湯にやってきました。冬型の天気の日は、上州武尊か平湯エリアに限るんだと。

■1月4日 くもり

今宵の宿に車を停めて出発(6:50)。目指すは十石山。ひたすら林道をラッセル、林道を外れ阿房平らを進み尾根に取り付く(10:00)。昼過ぎから天気は崩れるとのこと。

途中から眺める大崩山。M浦さんが厳冬期初滑降を遂げている。下部が激しく急斜面。

ここまでですでに3時間経過。う~ん、思いのほかラッセルが厳しい。

藪が濃い尾根に取り付く。交代でラッセル。午後、時間が経過するにつれていよいよ天気があやしくなってきた。樹林帯を抜けると風が強い。ガスも濃くなってきて目指すべき稜線さえ見えなくなってきた。ということで2350m付近の岩陰にて登攀終了とする。

滑降は登ってきた尾根を忠実に辿る。

1本目、M浦さん。

N島さん。

あっという間、1時間足らずで滑り降りる。林道は登りのトレース沿いに滑って下る。


下るとなぜか晴れてきて山が見渡せるようになる。でも仕方がない。

この日は平湯の温泉で宿泊。



■1月5日 雪

夜のうちの雪は思いのほか少なく、この雪はたった今降りだしたというところ。山に入る天気ではないのでゲレンデ転進とする。平湯温泉スキー場にて午前券を購入。

ここはドカ雪が降ったらパウダー天国と化すのではないか?リフトは2本しかないものの、オフピステのいい斜面がある。ツリーもある。この日、朝までの降雪は少なく前日までのトラックが残っていた。それでも朝からの降雪はプチパウダーをエンジョイするには十分。午前中いっぱい滑りたおす。最後、温泉はリフト券を提示すればタダ!

雪良し、温泉良し、もてなし良し。平湯はいいことろだな。

2010年1月7日木曜日

正月スキー:前編@上州武尊

メンバーは、M浦さん、N島さん、私の3人。

年末年始大荒れの予報にて予定を大幅に変更。結局、明けて1月2日から毎日天気をみてその都度良さそうな場所を巡ることに決定。強い寒気は去ったとはいえ、まだまだ冬型の気圧配置は続き、日本海側はどこも荒れ模様。こんなときこそ上州武尊へ。オグナほたかから前武尊、あわよくば家の櫛を目指すが、、、


■1月2日 雪

これから行こうとしているオグナほたかにわりと近いアメダス観測点の藤原では、なんと全国2位の積雪深を記録している。

始発の電車で集合、関越道でオグナほたかを目指す。冬型の天気の典型で関東は好天。北上するにつれ雪がちらほら舞い始める。多少の渋滞に巻き込まれながらも10時ころにスキー場に到着。

ちょうど一週間前にもオグナほたかに来ているが、まるで別の山に来たかと思うほどの雪景色。なおも雪は降り続き山に入るのはほとんど期待できないので1日券を購入。M浦さんは今期から導入したメガワット。

ゲレンデに繰り出してみると以外にもノートラックの斜面が多い。ラッキーと思い斜面に突っ込むと、、、

なるほどガッテン、雪が深すぎて前進すらままならない。M浦さんのメガワットでさえターンするのがやっと。私のBoodooでは斜面の途中で止まってしまう。そして深雪を脱出するのにもがき苦しむ有り様。

ひと段落した午後。前武尊まで登ることにする。そしていまだかつて経験のないラッセルが始まる。いつもは30分もしないうちにたどり着く前武尊がこの日は果てしなく遠い。ようやくピークが見えてきた頃にはすでに2時間経過でタイムアップ。滑降開始。傾斜があるので直滑降なら辛うじて止まらずに滑り降りられる。途中ピットチェック。積雪深は約2m。先週までの雪は薄く、ほんの10cm程度。


■1月3日 くもり

だいぶ雪が落ち着いた。木々の周りにはセトルメントコーンが出来上がっている。前日のピットチェックから判断しても弱層が形成される要素は無く、積雪は安定しているといえる。

最初から山に入るつもりだったが、ゲレンデのノートラックパウダーが非常に魅力的なので、まずはゲレパウいただき。程よいパウダー。

数本滑って山へ。




前日のトレースがだいぶ残っている。おかげで前武尊まで楽チン。全部で3本だったかな?登り返して滑ってなかなか。最後のほうはサンクラスト気味。

最後の1本。Kodak Zx1で撮影したもの。


雪面がパリパリのサンクラスト。最後のターン、左足が宙を浮いてるのはブッシュをよけたのではなく、硬い表面にはじかれたため。


■移動

このあと温泉に浸かって、さてここから平湯へ向っての大移動。関越の上り渋滞に巻き込まれながら関越~上信越~長野道を経て松本へ。途中で野宿。

2009年12月30日水曜日

唐松岳 Dルンゼ

久々の写真付き記事。
Xactiが壊れたのがかれこれ3ヶ月前。これは修理にも出さずにいまのところ放置。で、今回あたらしく導入したアイテムがKODAK Zx1。Xactiで使っていたSDカードがどっかに行ってしまったので、やむなく今回は20MBの内蔵メモリに記録。容量が少ないので撮影シーンをケチりました。あまりいい画は撮れてません。


12月29日 晴れ
■ルート 9:00八方池山荘-12:50唐松岳-14:00Dルンゼドロップ-16:00二股
■メンバー M浦さん(リーダー)、N島さん、私

大晦日から元日にかけて大荒れの予報ということで、年末年始に予定していた合宿は年明けに延期。年内最後の晴天ということで、29日に急遽日帰り山スキーを計画しました。照準はDルンゼ。M浦さんは何度か滑っているが、N島さんも私も初めて。このDルンゼは唐松岳~不帰のエリアでは一番簡単なルートとのこと。

このエリア、前日には午前中に湿った雪、午後に温度の低い雪が降っている。

28日夜、都内を出発し、途中道の駅で仮眠し翌朝八方尾根スキー場へと向かう。八方尾根ゴンドラ、クワッドリフトと乗り継ぐ。気温が思いのほか低く寒い。厳冬期仕様に装備を固める。グラートクワッドは滑降用具を持っていると乗車できないということで、リフトのそばをシールで登る。

八方池山荘に到着、ここからはクトーを装着して登る。パウダーが積もってはいるが、パウダーの下は固くエッジが効きにくい場所があったり、風で雪が飛ばされて固い場所があるのでクトーがあった方が登りやすい。



2361のピーク手前で重装備の登山者に挨拶をしてラッセルを交代。途中でテント泊しているパーティーに出会う。唐松岳ピストンを終えて帰ってきたところなのだろう。ここからは先はトレースがある。

徐々に風が強くなってきた。途中でアイゼン・ピッケルに装備を代える。唐松山荘を越えたあたりから風がさらに強くなる。唐松岳のピークを踏んで、Dルンゼのエントリーに移動。M浦さんは途中、不帰のフェースからのスラフ雪崩を目撃している。

雪のチェックは慎重に行う。這松を支点にして、ロープで懸垂下降して斜面に入る。そこでピットチェック。最初はM浦さん、その後N島さんと私、3人全員で雪をチェックする。結果、60cmの深さに滑り面があった。ただし上の層との結合はそれほど悪くない。判定は『要注意』。雪面を刺激しないように丁寧に滑ることとする。最初の1本は雪崩のことを気にしながらなので、ほとんど楽しめなかった。2本目以降、雪崩のリスクが減ったところで存分にパウダーを味わう。軽すぎないパウダーからクリーミーなパウダー。ゲレンデでは扱いにくい板も、パウダーでは何のその。

Dルンゼを見上げる。

こちらは不帰Ⅱ峰のフェースを見上げる。ちょうどX状ルンゼの末端。傾斜はDルンゼよりもぶいぶん急。なかなか手ごわそうだなぁ。


わりと規模の大きい雪崩の跡がある。発生したのは昨日か今朝か。デブリは柔らかい。デブリが谷を埋め尽くしていて、大滝まで谷が割れている箇所は無い。大滝は右岸を巻く。右岸の上手にはトレースが見える。はじめ動物のものかと思ったが、どうやら無名沢を滑ったスキーヤーがつぼ足で登り返したトレースのようだ。

ここから大滝を巻くための約30mの登り返しになるが、ここはシールで登ったほうが早いと判断。登り返しながらスキーヤーのトレースと合流し、トレースを追うように谷を滑る。林道までスキーをはずすことなくたどり着くことができた。


今シーズン初の白馬エリアだが、思ったより雪が多い。今シーズンは谷川と前武尊しか滑ってないがこちらは去年に比べても全然雪が少ない。

2009年12月23日水曜日

谷川岳

■12月23日晴れ
■メンバー:M浦さん(リーダー)、N島さん、私

この時期に谷川岳で山スキーが定番になりつつある。
朝集合、関越で谷川岳へ。9:30天神平の峠リフトを降りて、天神尾根を行く。3日前に比べてだいぶ雪が増えているとはいえ、この時期の谷川岳としてみればまだまだ少ない。雪訓の跡を過ぎるとトレース無し。こんな時間だけど本日一番乗り?とおもいきや峠リフトを使わないスキートレース発見。トレースありがたく使わせていただく。その先行者とは避難小屋にてラッセル交代。ここからは正真正銘の本日一番乗り。3人でラッセルを回す。

それにしても天気はすごくいい。無風晴天。気温が高い。午後からいくぶん崩れるとのことだが。日射と高温で雪の状態が刻々と変化する。日が当たらない斜面にはまだパウダーが残る。早く滑りたい気持ちをラッセルの推進力に転換。ピークを目の前にして南斜面の頂上雪田でピットチェック。日のよく当たる斜面なので、ずいぶんと締まっている。積雪深は150cm、15cmと80cmの位置に不明瞭ながら弱層。上下の層はしっかりとスラブ化。

トマの耳で滑降準備。いざドロップ。シーズン1本目の山スキーということで、微妙に緊張しながら雪田を滑り降りる。日の当たらない場所では部分的にパウダー堪能。

西黒沢へ少し滑り降りる。このまま西黒沢に入れるかどうか確かめるため、もう一度ピットチェック。こんどは日陰の斜面。雪崩の危険は低そうだが、いかんせん雪が少なく、途中崖が出ていそうなので諦める。天神尾根まで登り返して尾根を滑る。途中から担ぐ。熊穴沢は藪だらけなので諦める。担ぎと滑りを交えて天神平に戻る。


道具が軽いのは素晴らしいですね。
板とBinの軽量化で機動力UP。
どんどん軽量化の欲が出てきて、アイゼンも軽量化したくなってきた。

でもクライミングサポート一段しか無いのはやはりつらい。

2009年4月1日水曜日

黒部横断

M浦さんからのお誘いを受け、黒部横断に行ってきました。M浦さんは、黒部横断は今回で9回目となる大ベテラン。おおいに勉強させてもらいました。

日程は天気次第というサラリーマンスキーヤーには厳しい条件ではありましたが、29日~31日(1泊2日+予備日)に決定し、月曜と火曜に休暇を取得して決行。
Fatな板しかもっていない私は道具の面で心配していましたが、M浦さんが北岳バットレスを滑った板で、その後N島さんがしばらく使用していた板を借り受けることになりました。

Atomic βride。名器です。

初めて使う板ということで、それはそれで心配なのですが、なんといってもその軽さが魅力。この軽さを知ってしまったらもう重い板には戻れない。。。

とにかく、
天気良し、パウダー良し、湖面凍結良し。予想以上のラッセルで時間がかかって予備日を使ったものの、充実の山行となりました。



■3月29日(日)晴れ 4:12 日向山ゲート - 6:30 扇沢 - 13:30 スバリ岳 - 17:00 黒部湖畔 (距離:13km 登り:1700m 下り:1300m)

タクシーにて日向山ゲートに移動。きれいに除雪された道路を1時間歩いた後、林道からスキーにて移動。雪は少なく、普段は雪で埋まっているはずの堰堤が出ていたり沢が割れていたりで、巻きやスノーブリッジの通過を強いられる。それでいて週半ばの降雪によるラッセルとはなんとも皮肉。雪崩もおおいに考えられるので頻繁にピットチェックを行う。


針ノ木雪渓からマヤクボ沢を登り、行動開始から8時間。ようやく針ノ木岳~スバリ岳のコルにでる。

黒部湖を眺める。


心配していた湖面の凍結具合も大丈夫なように見えたので、ここであらためて黒部横断を決める。ここからはアイゼン・ピッケルに変えて登ること1時間、スバリ岳山頂に到着。滑降ルートは大スバリ沢。いざ黒部湖に向かってドロップ!と思いきや、ラッセルを強いられた東面とは裏腹に西面は雪がない。岩が露出している。全部風で飛ばされているということか。仕方ないのでクライムダウンして滑れそうなところまで移動。

エントリーはガリガリ。
でもその後パウダー!
快適に飛ばす。。。 
つもりが、、、

慣れない細板でトップを浮かせられない。トップが雪面にもぐりこんででんぐり返し×3。荷物が多いだけにダメージが大きい。とりあえずテールを使った浅い小回りで恐る恐る板をコントロールして滑る。でも調子に乗るとまたでんぐり返し。ようやく慣れてきたころにはパウダー斜面終了。

さて、出ました大滝。山スキーには付き物の障害物。この処理をどうするかで軽く数時間の差が生じる。M浦さんは前回右岸をまいて酷く苦労したとのこと。

今回は左岸の雪壁を登って隣のルンゼに抜ける。

スマートな抜け方。
他に悪い箇所は無いはず。と思ったが今年は寡雪。もうひとつ滝が出ていた。ロープを出して偵察便を出す。その結果、右の尾根を越えると行けることが判明。

あとはデブリを処理して湖畔まで。横断は翌日に持ち越し。朝のまだ寒い時間のほうが安全確実ということ。

水のとれる川の近くでツエルトを張る。だいぶ寒い。この時期としては異様に寒い。今回は軽量化のためシュラフは薄い。防寒装備もたいして持たない。寒すぎて夜は何度も目を覚ました。



■3月30日(日)晴れ 6:00 幕場発 - 6:15 黒部湖横断 - 14:15 一ノ越 - 15:30 雄山 - 16:00 室堂 (距離:10km 登り:1500m 下り:700m)

朝イチで黒部湖を横断。朝のほうがしっかり凍っているので安全ということ。氷の上に積もった雪がモナカ状になっていて、踏むと沈む。なんだか氷が沈んでいるような感触で心臓に良くない。黒部湖の横断は3度目となるM浦さんはそんな動揺をよそに早くも対岸にたどりつく。

実は上陸も難しいポイントの一つ。流れがある箇所では氷ができないので湖から沢にそのまま入ることはできないが、いったいどこまで沢に近づけるか。度胸試しではないので安全を見てかなり手前から上陸する。アイゼン・ピッケルに切り替えて湖岸の雪のブロックを攀じ登る。

攀じ登った大地から沢に下降する際、モナカ雪に足を取られてアイゼンをふくらはぎに刺す。怪我は無いと思っていたが、あとで確認したらふくらはぎに裂傷というか穴が開いていた。流血はしていないが。



御山谷の始めは沢が出ていて、スノーブリッジの通過や巻きがけっこう悪い。狭い箇所やデブリが押し寄せている場所もあり気が抜けない。そのうえラッセルもある。このラッセルがずっと続くと思うと気が滅入る。

北に向きをかえるあたりで谷は急に開ける。このあたりからラッセルがだいぶ楽になった。あとはひたすら登るのみ。

とにかく日差しが強い。目出帽を頭までめくり上げて、めくった部分に雪をはさむ。これは効果的な冷却剤となる。ただし、雪を入れすぎると解けた水が滴って、せっかく塗った日焼け止めが落ちてしまうので注意。

黒部横断から8時間。ようやく一ノ越に到着。室堂が一望できる。雪はこの時期にしては少ないという。GW並みか。

人がいない室堂。これはアルペンルートが開通していないこの時期ならではの風景。せっかくなので雄山に登って山崎カールを独り占め(二人占め?)しようという魂胆。

アイゼンとピッケルに替えて雄山まで登る。山崎カールは上部がガリガリ。注意して標高を落とすとローソク岩のちょっと上からパウダー。これだけの好条件なら細板でもパウダーを乗りこなせる。

どこまでも続くノートラックの斜面。振り返ると2人のシュプールだけがいつまでも残っている。



贅沢な室堂の使い方。


その日は時間切れで下山できないので室堂ビバーク。前日より1000mほど標高が高い場所ということもあり、寒いことを懸念したが。懸念したとおりに寒かった。いやそれ以上に寒かった。


寒すぎて熟睡できず。


■3月31日(火)晴れ 5:30 幕場発 - 6:30 室堂乗越 - 立山川 - 8:45 馬場島 - 10:15 ゲート (距離:16km 登り:200m 下り:2000m)

下山のみだが、立山川の状況次第なので時間が読めない。情報によると毛勝谷より下は沢が出ていて時間がかかるという。早めに行動を始める。室堂乗越までの登りはウォーミングアップにちょうどいい。北面のエントリーはガリガリの箇所と、パウダーの箇所。もちろんパウダーの箇所からエントリー。いい雪。この山行最後のパウダーをしばし堪能。

1800mくらいからはターンがぜんぜんできないモナカ雪。手を斜面につこうとすると、ずぼずぼ潜って起き上がれなくなるくらいのモナカ雪。斜滑降もしくは横滑りしてキックターンでノロノロと進む。

情報どおり毛勝谷より下流は沢が出ている。


高巻などで処理。スナクボ岩屋のあたりは狭くなっていて両岸が立っている。雪崩も懸念したが、どうやらいまのところ雪は落ち着いている様子。日が当たってくると雪崩も起きてくるはず。

デブリの処理、高巻きなどを繰り返す。渡渉は1回、ここは開き直ってジャブジャブ渡って林道に出る。立山川は懸念したほど悪くなかった。朝ということが決め手だったのだろう。日中になると日差しと高温で雪崩の危険が高まり、さらに流量も増えて渡渉は楽ではなかったはず。

馬場島まで林道を滑降して黒部横断の終了。駐在員に挨拶をする。滑りと歩きを交えてゲートまで移動し、上市までタクシー。温泉につかって富山へ移動。ランチタイムの時間帯にもかかわらず祝杯を挙げる。余韻に浸ってついつい長居する。特急と新幹線で帰京。富山から眺める山々は真っ白。降ったばかりなのだろう。まだまだ滑れそう。この辺の地理に疎い私にはその山がどこの山なのかわからない。



そういえば今日はエイプリルフール♪

2009年1月27日火曜日

戸隠パウダーキャンプ

1月24日~25日に戸隠パウダーキャンプに参加してきました。

M浦さんが主催するこの戸隠パウダーキャンプは今年で5回目を数える。毎年、戸隠に建っている別荘に山スキーの猛者が集い、滑り、語らいあう。私は始めての参加となりましたが、貴重な時間を過ごすことができました。もちろん、戸隠周辺の滑りも楽しみました。

1月24日はのんびりと佐渡山。
1月25日は乙妻山北東斜面。

雪が降らなかった割には楽しめました。


■1月23日(金)
木曜夜に白馬周辺で雨が降ったとの情報を得るまで、週の半ばは珍しく仕事でテンパっていたのと、会報の編集作業で忙しく天気をきちんと見ることができなかったのですが。高層天気図を確認したところ、北アルプス周辺でさえも標高1500mくらいでは雨だったんじゃないかと思わせるくらい気温が高い。その後寒気が押し寄せて、土曜は大荒れの予報だった。

それを見越して金曜夜は深酒&夜更かし。

ところが、、、

■1月24日(土)
なぜか明くる土曜日はピーカン。重い腰を上げて出発。体調もすぐれないので近場、佐渡山に行ってきました。雪は、氷板の上に10cmの軽い粉雪。降雨による氷板は山頂(1827m)でも確認できました。氷板の上をガリガリいわせながら滑って午後1時には下山。

昼寝をして宴会に望む。



夜、戸隠の別荘には20人以上が集まりました。みな山スキーやテレマークをこよなく愛する人たち。会話の一言一言は言葉以上の重みがあった。

落石注意な斜面を滑る方々は、『45度の緩斜面』を滑って『60度の快適な斜面』をいつも捜し求めているそうだ。

センター120mmを超えるスパーファットの板の登場によって、厳冬期の山スキーの可能性はさらに広がったという。

ヘルメットカメラで目線を映像に収めることもできれば、自分のシュプールを撮影することもできる。



話に花が咲く。


■1月25日(日)
7:30 大橋
9:00 佐渡山のコル
9:10 氷沢川
10:40 1912
11:40 中妻山
12:20 乙妻山
13:20 氷沢川
14:30 佐渡山のコル
15:00 大橋

朝焼けに映える戸隠山と九頭竜山。




急斜面はなにも北アルプスだけじゃないぞと主張している感じ。


佐渡山のコルまでは前日と同じルート。そこからシールをはずして100mくらい滑る。氷沢川を渡り再びシールで登る。先行のトレースを追う。高妻山と乙妻山の間にある通称中妻山まではひたすら尾根を登る。標高差は約800m。前日からの降雪はほとんどないのに、意外なほどに雪が軽い。今日の斜面は期待ができそう。

時々霧に隠れ物の、登っている最中は、黒姫、妙高。稜線に上がると雨飾や白馬が望むことができる。

稜線に詰める斜面は、木がない上に氷化していた。足を滑らせたらひとたまりもない。ストックをしっかり刺して丁寧に登る。乙妻山最後の登りはつぼ足で登る。

雪の状況を確認して、山頂から少し下ったところからのドロップ。なかなかいい雪。前日に顕著だった氷板はない。足元からのスラフには注意する。




ツリーを抜けて氷沢川へ出て、シールをつけて佐渡山コルへ登り返す。途中、同じくパウダーキャンプ参加のH川さんパーティーと合流。スーパーファット+TLTという組み合わせの迫力ある集団。

ここで8人中、6人がTLT、一人がテレマーク、ディアミールが私一人。
波に乗り遅れてる感じがしました。ヨーロッパではファット+TLTがスタンダードだという。


佐渡山のコルからはガリガリ斜面のツリーを抜けて林道を経由して帰る。

パウダーキャンプ。雪が降らずに一時はどうなるかと思ったが、しっかりパウダー滑ることができました。



今回、氷化した樹林帯を滑って明らかになったのですが。ディアミール、非常に残念です。足裏のエッジが全く使えない。かかと加重が板に伝わりません。つまり足元で板を取り回すことができない。雪面に圧をかけてのターンができないです。こういった場合、氷板上ではジャンプターンで方向を変えるしかなく、無駄に体力を消耗する上にリスクが大きいということ。結局ファット+ディアミールという組み合わせは厳しい局面では使えないということか。





2009年1月15日木曜日

上州武尊

1月11日~12日、上州武尊で山スキー。
天気は冬型。日本海側は大荒れの予報ということで場所をいろいろ検討した結果ここに決めました。天気も大きくは崩れなかったし、人も少なくて雪はパウダー。なかなか良かったです。なんといってもリフトから裏山へのアクセスがめちゃめちゃ楽。また遊びに来よう。

メンバーはM浦夫妻、F神さん、私の4人。


主なルートは下図。


3連休の中日の日曜朝発。
関越はすごく込んでいる。
結局、ゲレンデを出発したのはお昼近く。
この日は前武尊からの斜面一本滑ったあと荒砥沢を一本滑って登り返して、前武尊の斜面。
前武尊の斜面はかなり気持ちいい。
ほんのちょっとのハイクでこれだけの斜面を滑れるのだから贅沢だ。

温泉施設でゆっくり食事して仮眠。
開放してあるスキー場の施設で宴会して睡眠。


翌朝は、朝イチでスキー場トップへ。
前武尊を経て、シフォンケーキ前をトラバース。



シフォンケーキとは、その名前さながらの形。
面白い地形。雪崩が出やすいちょっといやな斜面。
この日は積雪が安定していたのでトラバースできました。

家の櫛のピークまでは、稜線通しでいけないトラップ。
岩が露出した急斜面を左から巻いて藪登り。
さらにアバランチパスの通過。
一筋縄ではいかないですね。

それだけに人が入らない。

そうやってたどりついた家の櫛のピークはなぜか風が全くない。
そこから少し下った、西股沢は最高の斜面。



上り返して荒砥沢を一本。
林道を歩いてゲレンデに戻る。

なかなか楽しい。

2009年1月9日金曜日

2年連続の元日羊蹄山

2年連続となる元日羊蹄山。
今年もまたまた神社の沢ルート。
神社の沢ルートは羊蹄山の真南の斜面で、上部で真狩ルートと合流する。
登山口の標高が300mと低いものの、わりと下部まで斜面がひらけていて滑ることができる。

宿泊していたウッドペッカーズでは、無理を言って6:30に朝食を出してもらった。
元旦は雑煮なのでぜひとも食べておきたかったという訳だ。
しかし年越しカウントダウンやら宴会やらで前夜遅くまで起きていたにもかかわらず、宿の皆さんにはこうやって準備してもらえたことに感謝しています。
何かとリクエストが多くて、ずいぶんと我がままな客だったのではないでしょうか?

メンバーはM浦夫妻、N島さん、私の4名。



7時過ぎに宿を出発。登山口で準備して8時に出発。
前日からの暖かい北風の影響が残り、気温が異様に高い。
湿った雪が降る。積もっている雪も雪玉が作れる雪。
まるで上越の雪のよう。



ルートは上の地図のような感じ。
GPSを持たないのでなんとなく線を引いたまでです。
去年はおそらく正しい神社の沢ルートを登ったが、一箇所沢を渡るところがいやらしかった。
なので今回はあえてルートを変えて早めに北西にルートをとった。

しかし藪が濃かったり、地図ではわからない起伏があってルートファインディングが難しい。
膝ラッセルということもあって300m標高をあげるのに2時間ちょっとかかってしまった。

日が差す一瞬もあったが、もともと雪が湿っているだけに日が当たると一気に雪が重くなる。

広い斜面を横目に滑走シーンを想像しながらひたすら登る。
途中ピットチェックを交えながら登る。

約5時間ののぼりで、1300mまで標高をあげる。
ちょうど1000mの標高差ということになる。
さすがにこの標高まで上げると雪はそれなりに軽くなる。

13:40、まずは1本目。
傾斜は以外に緩い。

2本目は藪が少なく開けた斜面にでる。


激パウとはいかないまでも、そこそこの雪。




強く踏んで板が雪にもぐるとブレーキがかかる。
ここはターンを浅くスピードを出す。

時には藪を避け、時には藪に突っ込みながら滑る。
標高を下げるにつれ傾斜がゆるくなり、雪が重くなる。
下りのラッセルもなかなか大変だ。

沢を1本渡り、トレースのない林道に出る。
そのまま滑り降りて、15:00車に戻る。

2009年も羊蹄山で始まる。
まずまずのスタートかな。

2009年1月5日月曜日

年末年始北海道

年末年始ニセコ・ヨウテイスキーツアーの報告を簡単に。
  • 12/26 夜都内発~とある場所で野宿。
  • 12/27 新潟港出発~大荒れの日本海~
  • 12/28 夕方小樽港着~ウッドペッカーズ泊
  • 12/29 ニセコ・アンヌプリ周辺パウダー(?)~ウッドペッカーズ泊
  • 12/30 ニセコ・ヒラフ周辺パウダー~ウッドペッカーズ泊
  • 12/31 ニセコ・東山~ウッドペッカーズ泊
  • 1/1 羊蹄山・神社の沢~ウッドペッカーズ泊
  • 1/2 チセヌプリ・ニトヌプリ周辺バックカントリー~小樽で野宿
  • 1/3 小樽港出発~穏やかな日本海~
  • 1/4 新潟港着~帰宅
年末年始休暇をフルに使っての北海道パウダーツアー。
昨年に引き続き今年も企画。
もちろん宿はウッドペッカーズ。
オーナーの新谷さんは昨年カヤックで手を怪我しているにもかかわらず相変わらずでした。
ビッグマウンテンスキーヤーの児玉氏も来てました。


それにしても惜しかった。
本当に惜しかった。
なにが惜しかったかというと、天気が惜しかった。


まずは27日発の新潟~小樽のフェリーで洗礼を受ける。
大荒れの日本海。
よく揺れました。

この冬型の雲。

まさに芸術モノです。

18時間の予定航海時間が30時間に。。。
28日はただただ移動に費やしたのみ。
おかげで雪不足は解消されたんですがね。


ニセコに到着しても引き続き冬型。
しばらくゲレンデ。
東尾根付近はちょっといい感じのパウダー。


そして大晦日。
なんと北海道だけ暖かい北風が、、、
びしょ濡れです。
雪も重たい。
東北以南は冷たい北風なのにね~


元日は、大晦日遅くまでの宴会にも負けず早起きして羊蹄山。
元日羊蹄は2年連続になります。
依然として暖かい北風ですが、1300mまで高度をあげたらそれなりの雪。
1000mの標高差を一気に滑り降りる。


2日は、チセヌプリ&ニトヌプリバックカントリー。
ほんのちょっとのハイクでこれだけの斜面が滑れるなんて。
環境に恵まれてますね~
北海道に住みたくなりました。

羊蹄山とチセ&ニトの記録は別途。


2008年12月21日日曜日

ガラガラ沢を下まで

21日は冬至。
いざ冬本番へという節目の日なのに。
なんかおかしいです。天気。
すごく暑いです。



前線にそって南風が吹き込みます。
ちょうど日本海低気圧が春一番を吹かせる原理と同じ。
山は、まるで春。

週末は、土日とも八方尾根周辺。
2週間前より雪はだいぶ少ない。


12月20日(土)晴れ 無名沢周辺~ゲレンデに戻る

メンバーはM浦さん、F神さん、私の3人。
すごくいい天気。

雪は、新しく積もった分はないが、斜面を選べばパウダーにありつける感じ。
2361まで登ってピットチェックしてドロップ。
600m近く標高を落として上り返す。
雪はなかなかいい。
もう一本短めに滑ってゲレンデに戻る。

夜、雪崩にくわしいU竹さんが合流。
翌日の作戦会議。


12月21日(日)晴れ ガラガラ沢

天気が持つのはせいぜい午前中。
短いルートを1本と決める。

前日の情報によると、ガイドパーティーはガラガラ沢を滑っていて、なかなかよかったとのこと。
この雪の量で沢を下まで滑るという判断はなかなかできるものではないが。
そこはさすがにガイドだ。

ガラガラ沢に決める。


ゴンドラ前の一枚。
ビンディングに注目。

右から、ナクソー、ディアミール、TLT、バロン。
揃いましたね。山スキーのビンディングが。


いざ歩き出すと、南風が強くて暑い。
前日よりもさらに雪が減っている。
パウダーは望めないだろう。

八方山からエントリー。
ガラガラ沢までは、パウダー、重いパウダー、アイスバーンのMix。


ガラガラ沢のエントリーは慎重を期す。

ガラガラ沢の上部はいい感じで雪がついていた。
重めのパウダー。



下部はデブリの処理。




さらに下部は沢が出ている。


それでも何とか南股入までは滑っていける。
渡渉して、林道歩いて12:15分二股到着。

天気はかろうじて持ってくれた。




2008年11月26日水曜日

立山

11月22日~24日 山スキー@立山

持ち込む板は、ディアミールフリーライドプラスに打ち変えたばかりのVector Glide SHIFT。


メンバーは、M浦さん、M野さん、I井さん、N村さん、N島さん、N口さん、F神さん、私。8人でテント泊。テントは2張り。なんとF神さんはキスリングいっぱいに荷物を詰め込んできた。キスリングを実際に使っているのは初めて見た。N口さんは一体どれだけの酒を担いできたのかな。そういえば聞くの忘れた。

立山入りする数日前から吹雪で積雪量は十分。ただし急に降り積もった雪に雪崩注意。期間中の予報は直前でようやく初日のみ晴れるとのこと。

金曜夜の前泊は同じ期間に立山入りするということで同行していたO部さん御用達の別荘に泊まらせてもらうことに。
なんとも素敵なシチュエーション。感激です。


22日(土)晴れ 扇沢~室堂~周辺スキー

扇沢はすでに大渋滞。身支度をしてチケット売り場に移動する。やはりみんなこの時期は立山なんだ。いろんな友人と出会う。なんとJINさん、ビール1ケース=24本担いでる。うまくザックに括りつけて。この括りつけ方からすると相当な手練れのようです。



黒部ダムを渡り、


国境の長いトンネルを抜けると


雪の立山。


すごくいい天気。滑降に必要のない荷物は室堂ターミナルにデポ。はやる気持ちを抑えてピットチェックを行う。一ノ越に向かう途中で滑降開始。正真正銘今シーズン初滑り。


23日(日)雪 停滞~ビーコン練習

朝から雪。視界もない。まずはテントの中でゆっくりする。
山荘泊で立山入りしていた、S見さん、M尾さん、M崎さんは朝立ち寄ってくれた。これから滑るとのこと。
それで午前中で切り上げて下山して連休最終日は白馬のゲレンデで滑るらしい。予報は翌日も雪だから立山に残っていても仕方がないとの判断。聞けばこの日に下山する人はほかにもたくさんいるようだ。

快適には滑れそうもないので、ここはビーコン練習。複数(2個)埋没の捜索もやってみる。
ひととおりビーコン練習を終えて今日明日の予定について相談する。
相談した結果、2組に分かれることになった。

M浦さん、N島さん、N口さん、F神さんは下山して翌日はゲレンデ滑降。
M野さん、I井さん、N村さん、私は立山に残って晴天を祈る。

居残り組のうちM野さん、N村さん、私の3人でテン場~雷鳥荘間を何回か滑る。
最後の夜なので食糧・酒をたいらげる。M野さんのケーナの音色が響く。
(※近隣のテントの皆様ご迷惑をおかけしました。)

外は満天の星空。予報では雷を伴った雪だそうな。遅い時間ほど天気が悪くなるらしい。


24日(月)晴れ 雷鳥沢~雷鳥沢近隣滑降

なんと晴天。我々は雲の上だ。ただし天気が持つのは午前中がいいところ。超美味のマルタイ棒ラーメンを腹にかき込み、ティータイムもそこそこにテントを飛び出す。雷鳥沢に登っているのはまだ10人もいない。他には大日岳方面に登っているパーティーがいる。


人が少ない。テントも少ない。やはり下山した人がかなり多いようだ。しぶとく残った者だけが本日のパウダーにありつける。

先行している人たちの何人かは雷鳥沢途中で滑り降りていく。深くはないが十分パウダーが楽しめそうだ。剣御前の小屋に到着したのは4番手くらい。

まずは剣岳を眺める。


雷鳥沢上部にはまだまだノートラックが残っている。4人全員揃ったところで一気に雷鳥沢を滑り降りる。しっかり浮力を感じられるいいパウダーだ。ゲレンデ用ビンディングに比較して滑走性が劣ると言われるディアミールフリーライドプラスもパウダーでは全く問題なし。

雷鳥沢を滑り終えて9時半。まだいけそう。近場を1時間ほど登り返して2本目を滑る。
テントを撤収して室堂ターミナルに向かう。雪が降り出して風も徐々に強くなってくる。絶妙のタイミングで切り上げたようだ。

室堂ターミナルではトレラン界でも有名なともぞうさんに会った。1週間の滞在中ほとんど吹雪だったそうだ。ともぞうさんには以前、谷川岳バックカントリーに連れていってもらったこともある。覚えていてもらったのは嬉しい限りです。