2010年2月9日火曜日

十石山

1月4日に悪天候で敗退した十石山のリベンジ。
前回もラッセルだったが、今回もラッセル。

■2月7日(日)雪のち晴れ
■メンバー:M浦さん、私
■タイム:5:20平湯出発~8:30尾根取り付き~13:10十石山ピーク~13:50滑降開始~15:30平湯下山

まだ暗いうちに支度を始める。外は前日からの降雪だけで30cmほど積もっている。ヘッデンを付けて平湯の温泉街をスキーを履いて出発。安房峠へと向う道は温泉街を抜けるとゲートがあって冬季通行止めになる。そこからラッセルが始まる。脛~膝の深さ。軽くてサラサラなのがせめてもの救い。

長い林道歩きではあるが、前回来たときと違うのは風と地形が織り成す雪の地形が変化に富んでいることで飽きさせないこと。風でたたかれたり飛ばされた箇所はラッセルなしで歩ける。吹き溜まりを乗り越えるのもいちいち苦労するが、 そこは単調なラッセル歩きに加えたスパイスのようなもの。


なかのひと?


3時間少々の歩きでようやく尾根に取り付く。ここまでは前回と同じペース。ラッセルもだいぶあってM浦さんのメガワットでさえ膝まで沈む。つぼ足なら腰~胸の深さ。


晴れる予報ではある。ガスが晴れた一瞬、大崩山が姿を見せる。


ひとしきりシャッターを切った後は、また黙々と登り続ける。


ピーク目前の急斜面からは板を担ぐ。しかし風が強くて、とくにFatな板ではあおられて歩行困難。ピークからのエントリーは断念して空身で頂上アタック。


歩き始めてから7時間と50分。ようやくピークにたどり着く。風が強すぎるのですかさず撤退。

時間をとって休憩して滑降準備。
いざ滑降へ。


パウダーもさることながら、このロケーションがすごい。とても日本とは思えない岩と斜面。


二人のシュプールだけが残る。

8時間のラッセルに比べて滑り降りるのはあっという間だ。

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