2010年3月9日火曜日

三段山・富良野岳

2月27日(土)~3月1日(月)に北海道、三段山・富良野岳で滑ってきました。

メンバーは、O川さん、Y沢さん、D介君、私。
バーデンかみふらのに泊まって、まったりと山スキーしてきました。

最近は北海道でさえ年末年始はスキーが危ぶまれる状況でして。今シーズンこそはと。ハイシーズンに出かけたんですが。なんと直前に季節外れの雨。富良野の山々にして山頂まで雨が降ってしまった。




株式会社ウェザーマップで運営する『気象人』にて画像等の引用ガイドラインが変更されて引用がしやすくなったので早速天気図を掲載してみました。

2月25日(木)の天気図 引用元:株式会社ウェザーマップ『気象人

2月26日(金)の天気図 引用元:株式会社ウェザーマップ『気象人


25日は低気圧が北海道の北側を通過、つまり北海道は低気圧の暖域側にあって高気圧の吹き出しもあって、南よりの風でどんどん気温が上がります。上富良野周辺では、26日朝に前線が通過し、明け方~朝にかけて雨を降らせたわけです。アメダスデータをみると、その間気温は約10℃→約5℃。ほんとに気温高すぎです。いちおう一般的に気温が4℃以上なら完全に雨ですので。高い山でも雨が降った計算になりますね。

と、こんな解釈でよろしいでしょうかね?


■2月27日(土)晴れ 三段山

雨が降ったからといって北海道行きを中止するわけでもなく。27日は昼過ぎに旭川空港に到着。雪の少なさに唖然。ただしピーカン。宿のお迎えのお兄さんも、こんなに綺麗に山が見えるのはめったにないと。

宿に到着して滑る準備をして、凌雲閣?まで送ってもらう。

時間はないけどとりあえず三段山に取り付く。ラッセルはない。ツボ足で1時間くらいのハイクアップで山頂手前まで到達。でもガリガリすぎるのでそこまでで終了。滑りだすも、ガリガリ過ぎてあまり楽しめずに白銀荘にて終了。歩いて宿に戻る。


■2月28日(日)くもり 富良野岳

前日からの降雪は無い。この日も板を担いでツボ足。ジャイアント尾根に取り付くルートはベベルイの滝に出るルートを選んだが、こちらはトレースが無かった。北尾根のコルから行くのが一般的らしい。樹林帯を抜けると斜面は固い。今回はアイゼン・ピッケル無しなので兼用靴だけではキビシイ。先行しているパーティーも苦労している。ここは早々に諦めて滑降開始。ガリガリ。

樹林帯を下るにつれ、雪はほんのわずがだが緩んでくる。ベベルイの滝周辺で休憩しながら、ここは標高を落としてはどうかと考える。ということで北尾根を800mくらいまで滑り降りる。途中のひらけた南西斜面は固いなりに楽しめた。ラッセル無しで簡単に尾根を巻いて渡渉して道路に戻る。

もう一本どこか登る気力も無く、宿に戻る。宿までの歩きはけっこう長く感じた。2日目の山行終了。ここまでシール使わず。

夜になってようやく雪がちらつき始める。

晩ご飯は、O川さんに、ふらの牛のステーキをご馳走になった。うまい!

■3月1日(月)雪 三段山

待望の雪。宿の前で10cm少々。さすが富良野の雪は軽い。期待が膨らむ。三段山の一般ルートは白銀荘スタートだが、ちょっと遠いので、宿から少し歩いたところからシール登行開始。今回のツアー初のシール使用。新しい雪は20cm程度だが、その下の雪も外気にさらされていないだけ、いくぶん柔らかい。崖尾根方面を森林限界まで登り滑降開始。登りながら見つけたひらけた斜面はなかなか快適!

2本目はほぼ真東に、一般ルート方面に標高をあげながらトラバース気味に登る。一般ルート手前で森林限界に達した所から滑降開始。

3本目は1本面に快適に滑れたひらけた斜面をもう一度。

計3本滑って富良野ツアー終了。

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