2008年10月6日月曜日

白砂川魚ノ沢

9月27~28日。
メンバーは、リーダーM浦さん、S山さん、S津さん、私の4人。
当初の予定は越後水無川北沢。
この沢は越後駒ケ岳に突き上げる沢で、夏はまだ雪渓がかなり残っているため登攀対象としては9月がお勧めだろう。それより時期が遅いと寒い。

でも何でかな~
お盆から毎週末雨。
やはりこの週も雨。


西高東低の冬型かい!
でも台風来てる。
今期一番の冷え込み。


越後駒ケ岳のあたりだけ降っている。

ということで現地で転進を決めます。


転進といっても。
手元には資料が無いわけです。
15年くらい前のトポを開いて天気のよさそうな関東エリアの沢を探す。

で、白砂川魚ノ沢に決定。
みなかみの野反湖のあたりですね。
魚がたくさんいそうな響きです。
まずは沼田の市街地に移動。
書店で地図を購入。地形図など無いだろうから。エアリアマップを購入。
釣具屋で竿を購入。
ラーメン食っていざ出発。

工事用の道路を抜けて、白砂川にかかる橋のあたりに駐車。
そして入渓。

なんか様子が変。
工事の廃棄物があたりに散乱している。

と、目の前には巨大なダムが。。。


20年前の記録には無いダム。
もしやこのまま敗退か。。。

右から巻いていくと工事用道路に出た。
道路をちょっと歩いてヘアピンカーブから下降。

ダムのバックウォーターギリギリのところに降り立つ。
そしてそこは白砂川の支流、魚ノ沢の出合である。

しかも魚ノ沢には白砂川には全く無かった魚影が!

エサの調達と竿を出しながら遡行。

大滝手前の平らな箇所で整地してタープ張る。
焚火してリーダーのM浦さんが釣り上げた2匹の(小ぶりな)岩魚をスープでたいらげる。

ほどよく酔いがまわったあたりで床に付くわけですが。
この日は冬型。北風ピューピュー。寒すぎです。
シュラフカバーだけで寝るのはもう限界の時期に来ているようです。

翌日は大滝を巻き終えると魚ノ沢左俣の出合。
後ほど知ることになるが、実はこの沢、左俣を下降して右俣を遡行するのが現在のルートだそうな。
確かに、でかいダムを巻くなんて沢登りとしては興醒めですからね。
そもそもここは下流から詰めると車のピックアップが面倒。

2日目は大小さまざまな滝が連続して飽きない。






水が枯れてくるとスラブ~藪を抜け、八間山の山頂に抜ける。
ここでコーヒーブレイク。
その間、2人組の沢屋が山頂を通過する。

八間山の山頂~野反湖は快適な登山道。
景色もいい~!



ところで。
野反湖は人造湖なのだけれど地図を見る限り集水域がかなり小さい。
湖の2倍くらいではないだろうか。
よくこんなに水を貯めたものだ。


さて車のピックアップですが。
車道+林道歩きでここから2時間くらいなわけですが。
面倒です。
ヒッチハイクをまじめに考えてみたものの、沢の薄汚れた格好で乗せてくれる寛容な人などいるはずも無く。。。


いや、いました。

先ほど山頂で追い越していった2人組の沢屋の方々。
リーダーのM浦さんと会話しているうちに車まで乗せてくれるということになったようです。
まずはM浦さんを車まで送ってもらい、M浦さんが我々3人を迎えに来てくれるということに。

2人組の沢屋の方々は、以前林道でピックアップしてもらった経験が何度かあったということで、『お互いさまですから。』ということで快く送ってもらいました。
なんとも美しい話。感謝です。



1 件のコメント:

タケ さんのコメント...

更新が完全に1週間ビハインドになってしまいました。
この週末は里山アドベンチャーに選手とは別の形で参加してきました。
報告は近日中に必ず。。。