2010年1月26日火曜日

戸隠パウダーキャンプ

会のM浦さんが主催している戸隠パウダーキャンプに、今年も参加してきました。今年で6回目を数えるパウダーキャンプ、私は去年に続いて2回目の参加。会からは主催のM浦さんをはじめ、T中さん、Sのさん、N村さん、N島さん、Y田さん、私の7人が参加。

各地から山スキー・テレマークをこよなく愛する面々が30人くらい集う。写真・映像を交えて1年間の報告。みんなスゴイ!熱い!


■1月23日 晴れ
■場所:佐渡山周辺
■メンバー:M浦さん、T中さん、Sのさん、N村さん、N島さん、Y田さん、私
 
雪の予報だったはず。明けてみれば晴天。急ぎ支度をして大橋に移動。歩き始めは9:00と遅いスタート。

佐渡山のコルまではトレースばっちり。佐渡山山頂には11:00着。

ピットチェック。40cmのスラフの下にザラメが再凍結した氷板。スラフは落ちるが面発生の雪崩はないということで地形の罠を避けたライン取り。

ちょい底づきのパウダー。左の尾根に向かったM浦さん、Y田さんは疎林帯を雄叫びをあげながら滑降。右の尾根の濃い藪に入ったほかの5人は早々に滑降をあきらめて登り返す。M浦さん、Y田さんを待って佐渡山山頂へ。まだ滑り足りないということで、ここから下山する皆を尻目にN島さんと私でもう一本。

ひさびさにShiftで山に出動したがVoodooの軽さに慣れてしまっていたので重たく感じ、そして疲れた。

温泉に入って山荘に戻り、昼寝をして夜に備えようとしたが、、、昼寝酒のつもりがつい。。。

去年もここで会った人、今年初めて会った人。みんな熱くスキーを語る。


■1月24日 晴れ
■場所:高妻山
■メンバー:M浦さん、N島さん、私

パーティーを2つに分けて3人で高妻山へ行くことに。M浦さんも高妻山は初めてだという。ジェットバッグが開かないとか無線の電池切れとかトラブルが重なり、結局大橋スタートが7:45と遅れをとってしまった。ちょっとペースを上げて、佐渡山のコルには8:45着。ほんの100mの標高差だがM浦さんと私はシールを外して滑降。意外と良い雪。N島さんはシールのまま滑降。

尾根の取付きでシールを貼る間にN島さんはラッセルを猛スピードで先行する。ようやく追いついたのは主稜線前の急斜面10:30。

主稜線途中ではガスにつつまれ視界がなくなる、狙う斜面は無理っぽいムードが漂いテンションガタ落ち。足取り重くピーク手前の急斜面をただただ登る。


それがなんと!急斜面を登り切ると同時にガスが晴れ、その向こうには北アルプスが一望。

ああ、写真にはこの景色は写しきれないんだなぁ。

高妻山のピークは目の前。

エントリーはあっちにしようかこっちにしようか。

急斜面に突っ込むN島さん。




M浦さん。


N島さん。


最高の斜面での最高のパウダーでは滞空時間が長い。
あっという間に滑り降りる。





2010年1月9日土曜日

正月スキー:後編@平湯エリア

正月スキーの前半@上州武尊を終えて大移動。途中で野宿して平湯にやってきました。冬型の天気の日は、上州武尊か平湯エリアに限るんだと。

■1月4日 くもり

今宵の宿に車を停めて出発(6:50)。目指すは十石山。ひたすら林道をラッセル、林道を外れ阿房平らを進み尾根に取り付く(10:00)。昼過ぎから天気は崩れるとのこと。

途中から眺める大崩山。M浦さんが厳冬期初滑降を遂げている。下部が激しく急斜面。

ここまでですでに3時間経過。う~ん、思いのほかラッセルが厳しい。

藪が濃い尾根に取り付く。交代でラッセル。午後、時間が経過するにつれていよいよ天気があやしくなってきた。樹林帯を抜けると風が強い。ガスも濃くなってきて目指すべき稜線さえ見えなくなってきた。ということで2350m付近の岩陰にて登攀終了とする。

滑降は登ってきた尾根を忠実に辿る。

1本目、M浦さん。

N島さん。

あっという間、1時間足らずで滑り降りる。林道は登りのトレース沿いに滑って下る。


下るとなぜか晴れてきて山が見渡せるようになる。でも仕方がない。

この日は平湯の温泉で宿泊。



■1月5日 雪

夜のうちの雪は思いのほか少なく、この雪はたった今降りだしたというところ。山に入る天気ではないのでゲレンデ転進とする。平湯温泉スキー場にて午前券を購入。

ここはドカ雪が降ったらパウダー天国と化すのではないか?リフトは2本しかないものの、オフピステのいい斜面がある。ツリーもある。この日、朝までの降雪は少なく前日までのトラックが残っていた。それでも朝からの降雪はプチパウダーをエンジョイするには十分。午前中いっぱい滑りたおす。最後、温泉はリフト券を提示すればタダ!

雪良し、温泉良し、もてなし良し。平湯はいいことろだな。

2010年1月7日木曜日

正月スキー:前編@上州武尊

メンバーは、M浦さん、N島さん、私の3人。

年末年始大荒れの予報にて予定を大幅に変更。結局、明けて1月2日から毎日天気をみてその都度良さそうな場所を巡ることに決定。強い寒気は去ったとはいえ、まだまだ冬型の気圧配置は続き、日本海側はどこも荒れ模様。こんなときこそ上州武尊へ。オグナほたかから前武尊、あわよくば家の櫛を目指すが、、、


■1月2日 雪

これから行こうとしているオグナほたかにわりと近いアメダス観測点の藤原では、なんと全国2位の積雪深を記録している。

始発の電車で集合、関越道でオグナほたかを目指す。冬型の天気の典型で関東は好天。北上するにつれ雪がちらほら舞い始める。多少の渋滞に巻き込まれながらも10時ころにスキー場に到着。

ちょうど一週間前にもオグナほたかに来ているが、まるで別の山に来たかと思うほどの雪景色。なおも雪は降り続き山に入るのはほとんど期待できないので1日券を購入。M浦さんは今期から導入したメガワット。

ゲレンデに繰り出してみると以外にもノートラックの斜面が多い。ラッキーと思い斜面に突っ込むと、、、

なるほどガッテン、雪が深すぎて前進すらままならない。M浦さんのメガワットでさえターンするのがやっと。私のBoodooでは斜面の途中で止まってしまう。そして深雪を脱出するのにもがき苦しむ有り様。

ひと段落した午後。前武尊まで登ることにする。そしていまだかつて経験のないラッセルが始まる。いつもは30分もしないうちにたどり着く前武尊がこの日は果てしなく遠い。ようやくピークが見えてきた頃にはすでに2時間経過でタイムアップ。滑降開始。傾斜があるので直滑降なら辛うじて止まらずに滑り降りられる。途中ピットチェック。積雪深は約2m。先週までの雪は薄く、ほんの10cm程度。


■1月3日 くもり

だいぶ雪が落ち着いた。木々の周りにはセトルメントコーンが出来上がっている。前日のピットチェックから判断しても弱層が形成される要素は無く、積雪は安定しているといえる。

最初から山に入るつもりだったが、ゲレンデのノートラックパウダーが非常に魅力的なので、まずはゲレパウいただき。程よいパウダー。

数本滑って山へ。




前日のトレースがだいぶ残っている。おかげで前武尊まで楽チン。全部で3本だったかな?登り返して滑ってなかなか。最後のほうはサンクラスト気味。

最後の1本。Kodak Zx1で撮影したもの。


雪面がパリパリのサンクラスト。最後のターン、左足が宙を浮いてるのはブッシュをよけたのではなく、硬い表面にはじかれたため。


■移動

このあと温泉に浸かって、さてここから平湯へ向っての大移動。関越の上り渋滞に巻き込まれながら関越~上信越~長野道を経て松本へ。途中で野宿。