2009年1月23日金曜日

雪訓

谷川岳の西黒尾根で雪崩訓練。

■メンバー(10人)
K島、S山、I嵐、F神、M浦、I原、A元、S木、M中、私
※ちなみにA元さんは入会したばかりのニューフェース。今回が初の雪山にして雪洞泊。

■タイム
【17日】
6:30 ベースプラザ:アメダスデータ、天気図にて積雪状況を確認
9:30 西黒尾根870m付近:ピットチェック
12:00 西黒尾根1150m付近:ビーコン練習
14:30 西黒尾根1150m付近:雪洞ほり

【18日】
7:00 歩行・ラッセル訓練
8:00 ピットチェック
9:00 スタンディングアックスビレー
11:30 軟雪アンカー・雪山登攀システム・土嚢懸垂下降
15:00 下山

■訓練内容
  • 過去天気から積雪を予想
  • ラッセル・歩行訓練
  • ピットチェック
  • 雪洞泊
  • スタンディングアックスビレー
  • 軟雪アンカー
  • その他


滑らない雪山は12月初めの八ヶ岳以来の、今シーズン2回目。
訓練がメインなので歩きはほんの少し。

講師役のI藤さんが諸事情が参加できなくなった結果、私が講師役に。なんか先行き不安でしたね。雪山はまだ2年目だし。頼りになるS山委員長が参加してたのでこなすことができました。


今回、積雪を知るという意味で、過去天気に着目してみました。年明けから2週間分の「みなかみ」のアメダスデータをグラフにプロット。さらに天気図をつけて。これがけっこういい情報源でした。

データから読み取れる特徴は↓。
  • 1月2日~3日の降雪
  • 1月8日の放射冷却・日中の晴天およびその直後の降雪
  • 1月13日の寒気流入と14日の降雪
実際にピットチェックを行うと8日と13日の層が表面霜として顕著な弱層を織りなしていました。この日の安定度判定といえば、8日の弱層は深いところにあるので活動には影響なし。14日以降の降雪がスラフで流れる程度なのでおおむね安全。

雪洞はでかくほりすぎたかな。悠々快適な雪洞泊となりました。

雪洞内ではお決まりのキャンドル。



翌日はピットチェック後、スタンディングアックスビレーの練習。

スタンディングアックスビレーとは、足元に刺して踏んづけたピッケルを支点にしてビレーする方法。
滑落を想定して、斜面を滑り降りる。
それをビレーしてとめる。

滑る方法はいろいろ。
そのままお尻で。
シートを敷いて。
スコップにまたがって。
などなど。

今回はソリを準備するの忘れたな~


S山委員長の華麗なロープ捌きで滑り降りるI嵐さんを止める動画。
ビシッと止めないで、ロープを流しながら徐々に止めるのがコツ。


0 件のコメント: