2010年7月2日金曜日

泙川三重泉沢

シーズン初の泊まりの沢。

『泙川』は『たにかわ』と発音するらしい。
メンバー募集したら9人という大所帯に。
行動を2パーティーに分ける。

■メンバー
A:M野さん、S津さん、H光くん、A井くん、私
B:M中さん、T中さん、S見さん、I嵐さん

■6月12日晴れ
8:20林道ゲート~9:30三重泉橋~17:00滝の沢出合(泊)

車3台で金曜夜に都内を出発。途中、道の駅で前泊し、コンビニで朝食をとって出発。
奈良を越えて林道に入りしばらく車で進むとゲートがある。ゲートは開いている。いつ閉まるともわからないゲートに、さすがに突入はできないということで、ちょっとしたスペースに車を停める。準備が早くおわったBパーティーが先に歩き出す。

入渓点の三重泉橋までは歩いて1時間程度。途中マムシに遭遇。

堰堤を越えて入渓。平凡な河原を歩いてゴルジュ帯に入る。
2段4mの滝。

(S津さん撮影)

1段目。釜から這い上がるのが、岩がツルツルで難しい。

(H光さん撮影)

2段目は登れず、左から巻く。ガレガレで慎重にいかないとあぶない。
沢に戻ると左岸からパラパラと落石が。Bパーティーが高巻いて、ちょうどおりてくるところだった。

結局ここからは2パーティー一緒に行動。

(M中さん撮影)

なかなか快適に登れる滝はない。水量も多いのだろう。ここは左岸から巻く。ボロボロの斜面で悪い。高く巻き上がり、2本のロープで懸垂下降で降りる。1パーティーでロープ1本だったらここでの懸垂下降は無理だった。右岸を巻くという選択肢もあったが。

さて、懸垂下降で降りたのは良いが、また登れない滝。
右岸のチムニーを登る私。

(H光さん撮影)

なかなか悪く、T中さんのショルダーを借りてなんとか登り切る。
しかしその間、M野さんは別のルートからさっさか登り切っていた。

またしても登れない滝は、左岸を小さく巻いて懸垂下降。

大変だったのはその次の滝。T中さんがカムを駆使してショルダーでなんとか登る。胸まで水に浸かってる状態から、カムとスリングのアブミで乗り越す。
鋭角に張り出した岩に屈曲したロープはアッセンダーが通過しない。水に浸かりながら作業をしていた私はほとんど低体温状態。
いろいろ工夫して登ろうとしたものの、結局、S見さんのごぼう方式が一番だった。
最後のスリングアブミ回収はちょっと大変だったが。

変なトラバースを越えて滝を巻き、流れのある釜をA井がリードして超える。

快適に登れる滝がひとつもないままに時間切れで、滝の沢出合の付近でビバーク。

M野さん、T中さんが岩魚を釣り上げる。
焚き火を囲んでの宴会。


■6月13日晴れ
7:45滝の沢出合~8:30広河原~9:30ニグラ尾根コル~11:00林道~13:00林道ゲート

広河原までは、平凡な河原といくつかの小さな滝を越えて1時間足らずで到着。9人という大所帯ではさすがにスピードはだせず、遡行はここまでとする。

ニグラ尾根越えルートは、最初はしっかりした踏み跡があったが、すぐに分からなくなる。ガレ場のトラバースは至る所にトラバース跡が残っている。

コルからの下降も踏み跡がしっかりしているのかと思いきや、ほとんどわからず、結局沢を下降することにした。沢は悪い箇所はなく、すんなりと林道まで戻る。


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