2010年8月4日水曜日

笠堀川光来出沢

広く梅雨明けした7月の3連休。
下田川内エリアの光来出沢に行ってきました。

■メンバー:A久さん、S田さん、K池さん、私
■7月16日(土)晴れのち雷雨
6:30笠掘ダム~8:00バックウォーターから入渓~10:00大川出合~15:00 252m支流出合(泊)

このエリアといえば、アブ、ブヨ、ヒル、マムシ。梅雨明け直後なのでアブはいないだろうことを祈って。(防虫ネットは車に残置してしまった)

笠堀ダムに着いてみれば、かなりの人数が沢支度に釣り支度。聞けばもうすでに何パーティーもが入渓しているそうな。エアリアマップにも載らない記録も少ないこのエリアにこれだけの人数が押し寄せているのには驚いた。もっとも、この時期を逃せば盛夏にはアブの大群に襲われることになる。

踏み跡ばっちりのダム湖岸道を歩いて1時間半。湖岸道途中、ダムのバックウォーターの砥沢川を分けたあたりから少しすすんだところで入渓。いきなり泳ぎ開始。A久さんと私で交互にロープを引いて泳ぎリード。大川出合までひたすら泳ぐ。

ロープに引っ張られるK池さん(A久さん撮影)

飛び込み&泳ぎで大川出合到着。

ここで先行パーティーに遭遇。大川に釣りに入るらしい。なんとこのパーティーは湖岸道ヒルに相当やられたらしい。我々はヒルの姿も見なければ、被害もなし。

ここからも飛び込み、泳ぎ、へつりの連続。
ちょっと悪いへつりは、A久さんがロープでリード。カム+スリングアブミで乗り越える。
(K池さん撮影)

狭いゴルジュ。私がロープをひいて泳いで突破。
(S田さん撮影)

途中で新潟大探検部の現役+OBのパーティーと遭遇。ほぼ同じペースで進む。

252mの出合を過ぎたあたり、ここから先、ゴルジュが深くなる。雷鳴が響き渡る中、新潟大探検部のパーティーはゴルジュに突っ込む。我々はここで泊まることにする。

いったん河原を整地してタープを春と、とたんに豪雨。なかなか止まず、水位が上がる中、安全地帯にお引越し(2回)。なんと支流に安全で立派な幕場があるではないか。
最初の幕場はすっかり濁流に飲み込まれている。

引越しが済んだ頃には雨もだいぶ弱くなり、水も引き始めた。A久さんは本流へ、私は支流へ食料調達に出かける。A久さんは本流で釣れず、私が支流で2匹釣ったのを見て、支流に入り、3匹釣り上げる。とりあえず人数分は確保。


■7月17日(日)晴れ 6:30出発~9:30東又沢~16:00 600m付近(泊)

支流から右岸ゴルジュの上に登って遡る。流量は前日の雨のせいで大そうだ。踏み跡はバッチリ。この踏み跡で簡単にゴルジュ地帯は突破できてしまうのだろう。だが我々は懸垂下降で川に降りる。

やっぱり流れが強い。泳ごうとしても戻される。今度は左岸を巻く。左岸には簡単に登れる。しかし巻きは悪い草付きなのでロープを出して1ピッチ。懸垂下降で川に戻る。

へつりや、簡単な巻きで東又沢出合に到着。目標よりタイムより早いのでここでA久さん竿を一振りして岩魚GET!その場で刺身でいただく。遡ると徐々に魚影が濃くなる。竿をふる。私が1匹、そしてS田さん借り物の竿だけど、なんと初の岩魚GET!

トイ状の滝を突っ張って登ったりして、本日のメインの滝。

(A久さん撮影)

3段のゴルジュ。幅は2m程度。A久さんロープを引いて突っ込んだが最後の一手が悪い。全員突破は無理と判断してドロドロの左岸を巻く。1ピッチをロープを出して。懸垂下降無しで沢に降りることができた。

あとは幕場を探しながらの移動。なかなか良い場所が見つからず、木を覆うようにタープを張る。
(K池さん撮影)

ほんとにタープはいろんな形に張れて便利。
今回は足がタープからはみ出てちょっと寒かった。


■7月18日(月)6:10出発~9:15ロボット雨量計~10:00粟ヶ岳~12:30南五百川

どんどん標高を上げる。750mの二股。どちらが本流ともいえない。左に進んだ記録は見る。なのであえて右へ。またすぐに出てきた二股。地図では右が本流なんだが、左のほうが水量が多い。とりあえず登ってみてから判断ということで右の滝に取り付く
(A久さん撮影)

が、登れず右から巻く。滝上に出て偵察するとやはり左のほうが沢床が低い。疑問に思いながらも左に進む。するとすぐに湧き水が。水量が多い原因は湧き水だったか。すぐに支尾根に詰め上げる。ここから延々と藪漕ぎかぁ。と思うと滅入るので、すぐ右に流れている本流に降りることにする。30mくらいで本流に降り立ち、詰め上げる。30分くらいの藪こぎで雨量計小屋へ。

灼熱の中、登山道を下山。タクシーを呼んで笠堀ダムの車に戻る。




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