2010年8月5日木曜日

清津川足尾沢

足尾沢は清津川の支流で、北から苗場山方面に突き上げる沢。遡行記録は9月のものがあるが、8月のものは見つからない。雪渓の状態はどうか。1日で抜けてフジロックでも観にいこうなどと軽口をたたきながら出発。

■メンバー:A久さん、S田さん、私
■タイム:
7月31日(土)晴れ 5:45八木沢出発~清津峡遊歩道~8:15足尾橋~8:30入渓~11:30巻き開始~16:30巻き終わり大滝手前の支流脇にて幕
8月1日(日)くもりのち雨 5:10出発~5:30大滝1巻き開始~7:00巻き終了~7:40大滝2巻き開始~9:30巻き終了~15:00終了点~苗場山林道~18:40八木沢

■7月31日(土)
猛暑の一休みを終えて、またこの週末から猛暑だという。またまた雷雨の予報。かるく朝食をすませ、八木沢へ移動。清津峡遊歩道を歩く。整備された歩きやすい道だ。鹿飛橋からは多少険しくなる。ファイントラックを着ているS田さんと私は大汗をかいて歩く。2時間30分で足尾沢出合へ。清津峡を下るカヤッカー2名と遭遇。

いざ入渓。沢はヌメる。すぐに滝が出てくる。


ここは右から巻いてすぐに懸垂下降で降りる。

(A久さん撮影)
深いゴルジュをあるいて、またすぐに出てきた幅広の滝。

支点工作するA久さん。

右から取り付こうとするも、つるつるで登れない。このラインは諦めて、ほんの少し手前からA久さんの力を借りて私が空身で這い上がる。が、支点が取れず、結局滝上に支点を作り、つるつるの足場を腕力でなんとか登ってもらう。ここでだいぶ時間をかけてしまった。残置ハーケンがあったのでこのラインで登ったひとがいるのは確かなのだろう。

(A久さん撮影)
滝があると思えば、早くも雪渓が見える。雪渓はびっしり詰まっているわけでもなく登ったり下ったり。ついに滝手前で前進かなわず。すこし戻って左岸の乾いた岩場から1ピッチ巻き上がる。私がリード。快適な乾いた岩。そしてここから始まる5時間の巻き。巻く前に水をたっぷり汲んでいったのは正解だった。あるのか無いのかわからない獣道をただひたすら。急斜面のトラバース。藪につかまりながら。本流に降りても良かったのかもしれない。ただし雪渓の状態も見えず、一度おりたらこのゴルジュ。はたして巻き上がれるのか。ということで結局大滝手前の支流まで巻くことになった。

(A久さん撮影)
途中でみつけたミヤマクワガタ。

支流に降りると本流には10mの懸垂下降で降りることができた。1日目はここまで。入渓地点からの距離は約1km。たったの1km。敗退色が濃くなってきた。

が、
しかし。A久リーダーの鶴の一声で、早出して決行することに決まる。こうしちゃいられないということで焼き枯らし中の岩魚は強火で焼いて食ってすぐに寝る。夜は快晴。


■8月1日(日)
朝イチの大滝の巻きは、右岸から1時間半。

30分くらい快適に歩いて、また大滝。


右岸から丈の高い草の合間から這い上がり、崖を登って巻いた。最後3分の1くらいは獣道が明瞭で、これまでの巻きに比べてだいぶ楽に巻けた感じがある。ただし時間は2時間かかっている。

巻きを終えると渓相はかわり、小滝に河原にトロ。しかも魚影が濃くなる。
それでもまだ微妙に巻きは悪く、30分程度の巻きは数回繰り返した。



ワンポイント泳ぎで、滝左の出っ張りに取り付いて巻く。

意外にもヌメった悪い滝が出てきてロープを出して登る。
A久さんリード。
これで核心終わり。

休憩中、A久さんは尺岩魚を釣り上げ、その場で刺身にして食す。

二股は無難に右にルートを取る。
林道に上がり、さらに3時間少々の林道歩きで八木沢へ。





2 件のコメント:

shogun さんのコメント...

ほうほうほう~~

こりゃまた、いいところ行ってきたね

冨士ロックにいけたのかしら?

それより、沢ロックだね

タケ さんのコメント...

フジロックのことはすっかり忘れてたよ。

確かに、ロック&沢だ。