2009年12月21日月曜日

TLTの使用感など

12月20日。
遅い初滑り。天神平に行ってきました。
メンバーは、M浦O介さん、M浦N子さん、N島さん、私。ようやく私がTLT導入で、全員TLTになりました。

連日の強い寒気が入り込む中、日本海に小さい低気圧が発生したおかげで一時的に冬型が緩んで終日晴天。はじめから谷川岳は狙わず、装備も軽くしたんですが。こんな穏やかな天気ならアイゼン・ピッケル準備してピークハントすれば良かったと悔やまれる。連日の冬型で雪が降ったとはいえ、まだまだ天神平で1m程度。まったく雪の無いところに積もったのに過ぎない。山頂の雪田もまだ地形がわかる程度の積雪。

今回は、山での滑降は(ほとんど)諦めて、午前中は訓練。午後はゲレンデで滑る。あたらしい道具を導入したこともあって、ゲレンデで練習する時間が作れてよかった。ビーコン訓練では、スキーを装着し、装備を全部背負った状態からスタート。それぞれの装備を出すタイミング、板を外すタイミング。外した板の置き場。考えることが多くてなかなか難しいですね。近隣で訓練してたパーティーのビーコンも発掘してしまい(すいません)、意図せず複数埋没捜索の訓練にもなりました。



さて表題の件、TLT。
ディアミールの滑降性能にがっかりしたのが1年前。おおいなる希望を抱いてついに今シーズンからTLTを導入しました。

導入した主なマテリアルは、
  • 板:Black Diamond voodoo 175cm
  • ビンディング:Dynafit TLT Vertical Lite
  • ブーツ:Garmont メガライド(M浦さんのおさがり)
TLTはシリーズで3番目に軽いモデル。今回、板とセットにして片方の重さ2キロ少々。すごく軽いです。いろんな事情で安く入手できたからこれにしたんです。

そしてそのパフォーマンスの評価。

■装着編
  • 非常に難しい。でも慣れれば一瞬でできる。早く慣れないといけない。
  • リーシュコード。標準のものを装着してるが。良く分からない機能があって、これはリーシュコードを脚に巻いたままでもスキーを外せるという機能なのだろうか?普通に巻いて着脱した方が早いのだが。

■登攀編
  • 軽いのが最大のアドバンテージ。担いでもシールでも軽いのでらくちん。深雪のキックターンも問題なしです。
  • TLT Vertical Liteはクライミングサポートが一段しか無い。これはかなりキビシイ。特に深雪の登行はトップが雪で持ち上げられ、実際の傾斜よりキツクなるのでやっぱり2段目がほしい。手作りでもなんでも、2段目後付けすることできないかな。

■滑降編(ゲレンデ)
  • ディアミールでは足裏のエッジが死んでましたが、TLTは大丈夫!かかと荷重でかかとを中心のターンができる。
  • しなりの反動が無いのは板のせい?反動を使わない滑り方で対応(ニュートラルなポジションを作る)
  • 板のTOP付近でしなやかさが無いのでかかと荷重での板の取回しがシビア。ちょっとでも重心がずれると板が回らない。これは板の問題か。この板+TLTのセットをゲレンデで扱うにはもうちょっと時間が必要。山では圧雪というコンディションがないのでそれほど問題にならないと予想。
  • ガタつきなどは無いので、安心感がある。
  • 解放値はかなり低めにしたが、滑降時に解放はしていない。外れてもよさそうな転倒をしても外れない。かかとを板と水平な方向にスライドさせるような角度で雪面を蹴ると簡単に解放する。角度によって解放の仕方・強度が違うような。

■総括
  • 現状では期待通りのパフォオーマンス。とりあえずいろんなコンディションを滑ってから総括しよう。



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