2009年4月28日火曜日

富士山 御殿場口 七合目まで

新潟からゲストを招聘して富士山へ。土曜は土砂降り。日曜は冬型っぽい感じ。土曜の雨(山では雪)が吉と出るか凶と出るか。

■メンバー
F神さん、S藤さん(特別ゲスト)、私

■タイム
6:00御殿場口(1440m)~7:30小屋(2090m)※1時間くらい停滞~12:00七合目(3040m)~13:30小屋~14:20御殿場口


朝、御殿場口についてみると、どんよりした天気。晴れる予報なのに。



とりあえずは仕度して出発。ブーツは板にセットしてその板をザックにくくりつけてスニーカーで登りだす。風は強く、突風にあおられた砂粒がバシバシ当たる。600mくらい登って小屋(?)に到着。風をよながら天気の回復を待つ。

『天気の回復見込みなし』と判断。滑らないまでも、せめて雪だけ触って帰ろうということで、荷物を置いてほんのちょっと登る。するとなんと、次第に風がおさまって晴れてくるではないか。



山頂まできれいに見えた。これは登らねば!
いそいで荷物を取りに戻って行動開始。100mちょっと登ってシールに替える。ところどころ完全な氷。氷を踏まないように雪面に注意を払いながら登る。時折、突風とともに砂粒が襲ってくる。

それにしても、ここの登りは障害物が全然無い。それだけに滑落したらどこまでも落ちそう。休憩できるテラスもそんなにない。徐々に雪面が固くなってきたのでクトーを装着したいのだが。安全な場所が見つからない。まあ、このくらいは想定してたので。ピッケルを刺してセルフを取ってクトー装着。相変わらず風は強い。霧が濃くなる瞬間もある。

強い風でいちいち立ち止まって待つのでスピードは出ない。

そして休憩中にやってしまった、ザックコロコロ。テラスっぽくなっている場所で休憩中、突風が吹いたのでピッケルを刺して身を守る。でも守っていたのは自分の身だけ。無防備なザックはコロコロと斜面を転がっていった。夏道沿いに張ってあるロープもすり抜けるとあとは障害物の無い斜面を本日一番乗りで滑り落ちていく。そういえばアイゼンも中に入っていたっけ。本日の行動はこれまでかと思ったら、不思議に数十メートル下の斜面で止まる。



F神さんがアイゼンに履き替えて取ってきてくれた。ありがとうF神さん。こんど餃子の王将ごちそうします。

七合目の小屋の手前で猛烈な突風。やばい風だ。七合目の小屋で引き返すことにする。



滑り出すとなかなかガリガリな斜面。



高度を落とすといい感じのザラメ。



宝永山の火口であてこみ。スケールがでかすぎて距離感読み誤った感じが良く出てますね。

標高差800mの高度さはあっという間に滑り降りる。あとは歩いて下山の800m。

1600mの標高差を登って滑ったわりにぜんぜん疲労していない。やはり富士山は特殊な山だなと感じた瞬間。

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